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2013/06/01 21:00

東京ダービー4(名勝負…07年)

自分が観てきた東京ダービー
1番記憶に残る年はいつか……ナイキジャガー不在で複雑な心境で観ていた96年、川島厩舎の策略を観た98年、ミツオー覚醒となった04年……様々なレースが思い浮かびます

しかし記憶に鮮明に残るとゆう点で07年のダービーは格別なモノ

この年は南関では珍しい『3強』の様相
例年…どんぐりの背比べか怪物の独壇場が主流の南関クラシック京浜盃→羽田盃と上位を独占

前年の全日本2歳優駿を制し、中央遠征を経て羽田2着から雪辱を期す内田のフリオーソ
京浜盃→羽田盃を連勝し事実上、結果を出し…さらに御神本に乗り替わりのトップサバトン
京浜盃、羽田盃といずれも後塵を拝すも…ヤネ戸崎がダービー制覇に燃える第3の男アンパサンド

特に羽田がアタマ・クビの接戦で4着以下を千切った為に完全に抜きん出た3頭とゆう印象
クラシック3強…95年のヒカリルーファスコンサートボーイジョージタイセイ以来か…あの時のように他馬の入り込む余地は無いのか

ここに待ったをかけたいのが羽田6着ながら、ダービー27回目の挑戦に燃える的場文男に乗り替わる…ハイセイコー記念馬のロイヤルボス。この頃になると七不思議が浸透しきり…単勝は4番人気まで跳ね上がった

自分が狙ったのは石崎隆之騎手騎乗の人気薄アートルマンでした。早くから出世し京浜前まではクラシック候補と騒がれた馬…羽田5着で人気が下がるも、距離延長は向きそうだし、ヤネがダービー4勝のキング石崎なら、3強の一角崩しに期待を懸けました
まぁ疎遠だった大井競馬場に復帰して数ヶ月…まだ幼少の「石崎さん」の姿が鮮明だったからかな

アクシデントはスタートで起きます〓1番人気のトップサバトンがゲートが開いても出ず…10馬身遅れてスタート〓これには凄まじいどよめき〓同時に当時はヨソ者の生意気小僧だった御神本へ怒号が

レースは中央から転入したマンハッタンバーが逃げ、ダービー制覇に燃える的場騎手ロイヤルボスが2番手
アンパサンドが好位で…フリオーソは中団からアンパサンドを見る形

致命的なトップサバトンの出遅れで、大井のファンが期待したのは2強の一騎打ちより…俄然的場騎手のダービー制覇でした□そりゃ3強で最有力の馬が事実上不参加の事態だから、可能性がグッと高まった

4コーナーでロイヤルボスが先頭に立つと場内は『文男!』『的場!』の大歓声
しかし外からフリオーソ、中を突いてアンパサンドが強襲ロイヤルボスと3頭馬体を併せた叩き合いに〓奇しくも…時代を作った男・現在の南関を引っ張る男・これから時代を作る男がせめぎ合う熱いモノ!

実力的に劣るロイヤルボスはさすがに脱落
最後はアンパサンドフリオーソアンパサンドが抜け出た所がゴールでした
インからアートルマンが追撃した時は声が出ましたが石崎さんらしく…地味な4着のまま(笑)


戸崎が内田のフリオーソが来るのを待ち、仕掛けを遅らせたのが絶妙ドリームスカイ・マカニビスティークラーベセクレタと3勝する活躍を見せます
有名な話で、前年に18歳でダービーを制した町田が戸崎に対し

『戸崎さんダービーの勝ち方教えましょうか?』

と冗談を言った際に戸崎が町田を睨み付け、それを見たキング石崎が

『今年は戸崎が持っていく』

と確信したそうです
1番人気で大出遅れを屈したトップサバトンは7着で…マトモに出ていれば恐らく3頭に加わっていたのは確実スタートセンスは日本屈指の御神本らしからぬモノで…つくづくダービーの怖さを感じた
近年『最強世代』と目されたこの年も活躍したのはフリオーソくらいで、アンパサンドはダービーを頂点に降下〓トップサバトンロイヤルボスも地元重賞級であり期待した程の活躍は出来ませんでした

今年のダービーはこの年のシチュエーションに重なって仕方ありませんアウトジェネラル
まぁ御神本がアウトジェネラルを出遅れさせるとは思えませんがね

歴史は繰り返すと言いますが、この6年は御神本にとってどれだけ濃いモノだったか…
彼の初ダービー制覇が、トップサバトン事件を吹き飛ばす決定打になると思ってます

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