大井の名馬(トサノエンデバー〜念願の焼きウインナー〜)

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『そう言えば…チョーノさんは子供の頃から大井競馬場に行ってますよね？』
『そうだね』
『子供時代の想い出とか聞かせてくださいよ』
『もう何回もうまスタで書いたよ…』
『僕は知らないですよ』
『あっ…じゃあ〜忘れられない１頭の条件馬の事を』



馬トモさんの方はご存じのように…自分が最も競馬、そして大井競馬場に熱中したのは〓幼稚園〜小学校の時代
とにかく親父が休みで、支度を始めれば…土日はWINSだし、平日は大井競馬場でした
東京世田谷に住みながら…ディズニーランドは高校まで行った事が無く、何せ家で話題にもならないから、どんな場所かも知らなかった

子供はよく競馬を当てると言いますが…やはり今より当たっていた(石崎・的場ご両人からながし)

大井競馬場においての初の万馬券もこの時期と記憶する□
この万馬券の立役者…忘れられない馬が居る
トサノエンデバー□とゆう馬です
以前、暇な時間に調べてみたら最終的にはB３に上がっていた『並以上』の馬と言えます
そして肝心の万馬券ですが、確か記憶するに暑い時期…そしてデンマで唯一、全くの無印だった事…
９８年、８月のC１戦〓２着だったレースだと推測しました１２頭立て１２番人気、馬単の配当は１万チョイ…おそらくこれでしょう
Ｍｒ・ＴＣＫ、９歳の夏休みでしたか

買った理由は

『１頭だけ汗をかいていたから』

今では大井ではパドックで馬を一切観ない為、まるで暇潰しになりましたが〓やはり子供心に馬が目の前を歩くパドックは単純に楽しみ
親父はハッキリ覚えていて〓余りにうるさく言うから…仕方無しに買ったそうです□
まるで来る見込みの無い最低人気…ヤネも下手くその上杉昌宏(調教師としては成功)じゃね〜

大井競馬場での楽しみは…第一仲商店の焼きウインナー当たらなければ食べさせてくれない…たかが１５０円(当時)…されど１５０円

大判焼きも好きでしたが…やはり焼きウインナーのビジュアルは子供の心を掴む

これも親父が覚えてましたが、スタートで出遅れケツを走り
しかしながら直線でウソのように差して来たそうです□羽振りも良かった時代だから、親父も幾ら買ってたんだか…
焼きウインナーと大判焼きもっと高いモン食えよと言いたい所ですが…やはり格別なモノでした

最近は焼きが足りず…子供の頃食べた、焦げて皮がパカッと割れた状態まで焼いてもらいたい□値段は上がったけど…大切なモノを無くした(画像は拾い)

大井町駅からそう遠くない、馴染みの飲み屋で酔った親父が、よく自慢話にトサノエンデバーの話をしてましたオレは照れ臭いけど…嬉しそうな親父の顔
その後もトサノエンデバーが出る度に応援し、鷹見浩が乗ったりもして勝ち鞍も挙げました

家の血筋は縁深い大井競馬場

婆ちゃんは窓口に勤務し、その妹さんが入口の受付、叔父の嫁さんは現在も清掃員に勤しむ□

何を隠そう…親父と母の初デートが大井競馬場そして腹にオレを宿し、パンパンの腹の状態で…母を連れて行き万馬券を当てたりしたそう


大井町から送迎バスを使われる方で、左側に座った際に…残り５００メートルの標識の近く、『ナギサ会館』とゆう斎場があるので観て頂きたい
爺ちゃんの葬式をした場所です
待ってる間…喪服で息子二人と数名競馬場に向かった事は今も語り草(笑)新聞を持ち入口で馬券を購入♪競馬をしない親戚のオジサンは怒り

『兄弟二人はどうした？』
『これよこれ…』
『喪主が馬券買いに行ってどうすんだ！何考えてんだ！』
『いいの…主役が１番の博打打ちなんだから』

葬式屋も困ってたそうですね…


トサノエンデバーの事を思い出したら、幼少時の良い思い出がたくさん蘇ってきました

トサノエンデバー。自分の記憶に刻まれた『名馬』です



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『懐かしいなぁ！今より純粋に大井競馬場そのものに興奮してたよ』
『変わった子供ですよね〜』
『…親父に言ってよ』
『本当にディズニーランドは高校まで行かなかったんですか？』
『遊園地は行った記憶が無いね〜競馬場しか知らなかったから』
『変わってるこの人』