ＪＤＤを振り返る

ＪＤＤが終わりました

「これで南関馬が通用しなければ終わり」「背水の陣」と書きましたもちろん近年の中でも力を感じ…昨年ですら見せ場を作れたのだから□これは強がりでも無い本音でした
またクラーベセクレタが事実上プッツンした感もあり、緊急事態でもありました

しかし結果は最注目したジェネラルグラント７着、羽田盃馬アウトジェネラル１１着、ソルテ６着、唯一の掲示板はダービー馬インサイドザパークの４着
世代レベルは間違いなく高いのですが、中央馬もレベルが高かった

クリソライト□時計的にも内容的にも、近年のＪＤＤ馬の中でも秀逸前からも後ろからも落ち着いてレースが出来る事、父から来る地方の砂への適性…
つくづく溜め息ただ勝利騎手の内田のインタビューは、やはりホッとした本人が言ったように移籍後は初の大井重賞(意外)で、やはり自分はいつまでも中央のウチパクでは無く…「大井の内田」の感覚でしか見れない

『やはり大井のファンは温かい』

このセリフはたまらない大井競馬場のおかげ』とも
不遇の時代を過ごし…現状を打破すべく正真正銘の実力で、石崎・的場時代に挑み続け打ち破った事
そして南関の顔から地方のエース、さらに現在は日本競馬を代表する騎手に熟年のファンの方からすると、可愛い息子の里帰りに思えたでしょう



さて…残念な結果になった南関馬□
人気と実力は必ずしも一致しない…どの分野でも言えますが、やはり素質・実力は明らかに上と思えた門別転入のジェネラルグラント、アウトジェネラルの結果と生え抜きの２頭の結果を観ると…つくづく思う
持てる実力を常に出せず、展開面から惨敗も有り得る２頭に対し…正真正銘の叩き上げ、インサイドザパークとソルテはいかにも地方馬らしい完全燃焼
泥臭く地べたを這いずりながらも食らい付く□２頭の姿勢は良かった

ソルテはレースセンスもあり、今後マイル路線で更なる飛躍をインサイドザパークもこれから自ら動く競馬や、器用さが身に付けば…あの切れは驚異になります


気になるのはアウトジェネラル□で、行きっぷりからどうも気性難が成長してきた
相手が違うと言えばそれまで…ただ、門別転入組の低迷の仕方が偏り気味で大多数が気性によるモノが多い
完成度が高く、２歳〜３歳クラシックを賑わす馬が多いが…脆さも兼ね備えているこれが本格化すると落ちてゆくだけ
川島さんだけに短距離戦線や休養を挟み、試行錯誤するでしょうが…どう転ぶかは微妙
ジェネラルグラントも同様で、やれ展開だ馬場だと言っていては壁は険しく高い

しかし１番早く出世するも、派手なパフォーマンスの門別組に埋もれがちだったインサイドザパークが地方最先着なのは皮肉なモノ競馬は奥深い

楽しみにしていたＪＤＤでよもや７馬身も千切る中央馬が現れては言葉も無く、今後更なる厳しいレースが続くでしょうラブミーチャンも今年６歳…来年どうこう言える年齢では無いし、少しずつ駒が無くなってゆく
スマートファルコンが出現した際に地獄を見たと思いましたが

序章に過ぎなかったとはね