走れ！優駿学園５４(三者面談)

三者面談


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『こんにちわ♪お暑いですね〜』
『あんだべオグリ先生…また白くなったんでねーが？』
『あは；僕も三十路近くですからね…』
『もう暑くて暑くて；ウチはほれ〜門別からこっちに来たかんね？寒さは得意だけんど…』

『お母さん…今日は三者面談ですので』
『母ちゃん！少しは黙って』
『エエでねーか学校なんてなかなか来れねーだで』
『バルク君は真面目に勉強してますし、現役時代から顔が広いので他のクラスにも友達がたくさん居ます』
『嫌だよ〜先生〜褒めたって何も出ねーで？』
『ただ問題が……これはバルク君だけじゃなく…』
『ん？』

『……学費を…』
『払ってべ？去年の秋に！』
『なんとかしてください…』


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『ウチのディープは？いかがなんでしょ…』
『□まぁ〜この顔ですからね〜牝馬からは人気あるし、体育も万能だし』
『そうですか』
『１組のリーダー的存在として、よく頑張ってますわ』
『♪♪』

『先生〜ずいぶんお母さんの前だと優しいじゃんかよ』
『こらディープ先生に何て口を聞くの』
『良いの良いのお母さん□いつもハゲだの言われてますから』
『まぁ…』
『ただ欠点がね…』
『なにか？』
『これですわ』

「牝馬の親御からのクレーム……知らぬ間に受胎している・家に来ては種付けして帰る・不安でディープ君とは遊ばせられない……」

『ちょっとディープ！』
『俺だけじゃねーよ』

『相談なんですけどね？去勢などしてはいかがですかね』
『何言ってんだよシービー先生！』
『家に帰って相談します…』
『お母さん！！』


□

『……三者面談だよ？アマゾン…』
『…アタイは２３歳だぜ？今さら親連れて来れるかよ』
『毎年言ってるけどさ…』
『タバコは辞めねーぞ？８組の特権だかんな』
『いつから特権になったんだよ』
『ヘリオスの兄さんなんか薬チューだぜ？』
『…だからリーダーのアマゾンが変えていかなきゃ』
『テメーは教師だろ？』
『あとさ…他のクラスから金を巻き上げたり…泥棒のマネはやめなさい』
『あぁん？マネじゃねーよ！泥棒そのものなんだよ輪っか』


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『…ジャーニー君は…この小さな馬体ながら、体育ではピッチ走法で頑張っております！しかしながら英語が…』

『先生？その喋り方は直らないんですか？』
『…申し訳ないが私は誇り高き皇帝誰が相手でも！姿勢は曲げない』
『…ウチの旦那もよく教頭先生にしごかれたとか』
『ステイゴールドは』

『教頭〜奥さんと息子の前で言うなよな』
『……』
『それで…オルフェーヴルが入学した際はそれなりに？』
『悪いですがお母さん！現役時代の成績は度外視しておりますのでえこひいきなどはしません』

『聞きましたわよ？ブエナビスタのテスト…全て１００点にしてるとか』
『……ジャーニー貴様ぁ…』
『へへ♪』

『もう良いルーラーシップだ！』


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『教頭…呼んだかしらぁ〜ん？』
『グルーヴ先生…なんとゆう複雑な三者面談なんだ〓』
『…３P…いかがぁ？』
『母さん…更に複雑になるからヤメヨ』

学校の設定は中々作り甲斐があります(笑)