走れ！優駿学園６２(カモ)

お久しぶりの店

「クラブ Sunday」




『いやだわぁ〜私の生き甲斐はアナタだけよ』
『いやいや参ったなオイ♪スティンガーちゃんには敵わないよ♪高い酒頼んじゃおかな〜』

『ちょっとスティンガー；』
『なに？パートナーさん』
『B-タイムスの編集長来たわよ！』


□

『てへへ〜♪今日も繁盛してるね〜Sundayは〜♪』

『きゃあああ〜♪編集長〜！』
『お〜ぅ久し振りだっな寂しかったかい』
『編集長〜全然来てくれないからぁ』
『忙しいのよ〜毎日特ダネ集めてんだからさ；今日〜はハメ外しちゃうよ〜ママも久し振りだね』

『どうも今日は会議じゃありませんの？』
『良いの良いの〜〜あんな会議♪別にサボったからって地球が無くなるワケじゃなしぃ！』
『さすが編集長みんな接客よろしく』

『はーい』
『編集長はロックよね♪』
『当たり前だろぅ〜♪可愛いね〜シーザリオちゃん』


□

『なぁ〜〜〜んか…貧乏くせぇニオイがするな〜どっかの編集長が来てないか？』

『トニ〜〜』
『左利きのトニーが来店よ！』

『待たせたなぁ〜可愛い子ちゃん達〜♪今日もオジサンの左脚で気持ち良くさせたるよ♪』
『ここはそんな店じゃないの』
『会いたかったぁトニー』

『配送業は忙しいのよ〜今日もダブリンがクレーム貰っちゃってさぁ…参るよ全く』
『私たちが癒してあげるわ今日もドンペリ〜？』
『なぁ〜〜んだよドンペリなんかジュースじゃないのよオジサンもっと強いの呑みたいのさ〜まぁ良いかぁ』

『トニー……』
『おーい貧乏な編集者の貧乏な編集長〜そこは俺の席なんだけどな〜』
『あぁ？先に来たのは俺だぞトニーべんの社長』
『書き方は便だがウチの会社はトニーびんだびん！』
『こりゃ失礼…ウ○コみてーに汚ぇ会社だからよ』
『お前んトコの雑誌…本当センスねーよなぁ』



………。




『よ〜〜〜しドンペリ開けろ〜〜ぃ！』
『編集長ドンペリ入りまーす』

『でしゃばりやがってぇ！ドンペリ３本〜』
『トニーからドンペリ３本！』


『無理すんなよハゲ！酔っぱらってブッ倒れるのがオチだぜ』
『ドンペリなんざジュース替わりよ〜よーしドンペリタワー作っちゃおうかい♪』
『ほざけぇタワー２つだぃ！』


『うんめ〜〜♪』
『テメー！！なんで他の客が呑んでんだよ』

『美味しい〜♪』
『ご馳走さま』

『なぁ〜〜んでみんなして飲んでんだぃ！！まぁ良いか〜〜！ドンペリドンペリ〜〜』
『負けねーぞぉドンドンドンペリ〜！』

『呑んで呑んで〜〜グビグビ呑んで〜♪』
『はいはい呑んで〜〜』



一時間後



□□

『ぴゅ〜〜♪げっぷぅ〜〜おんめぇ中々やるじゃねーかょ』
『へっ…オメェこそ』
『だぁ〜がよ…財布がそろそろキツいんじゃねーのか』
『なぁ〜〜にまだまだ……げっ』

『クヘヘへ〜〜♪貧乏な編集長が無理すっからだぁバカが…ドンペリってなぁ高いんだぜぇ？めちゃめちゃ高いんだぜぇ…帰りの電車賃がねぇ！！』
『テメーもじゃねーか！』

『今日はこの辺にしてやるぅ……ミセテママ〜そろそろお勘定してぇ』


『はぁ？』
『だからお勘定…』

『財布は空でも……口座にはたくさんあるんだろ？編集長よ』
『トニー……アンタお金持ちだよね』

『奥さんにバラされたくないなら……はいエガオヲミセテ♪』

『ぶわぁぁ〜〜〜！！』
『破産だぁ〜〜ぃ！てかどの奥さんの事〜〜』


カモ