Ｍｒ・ＴＣＫの『黒潮盃』全馬分析

今日の東京記念トライアル「オーガスト賞」で、ダービー馬プレティオラスが復活V…しかしダービー馬と羽田盃馬が重賞トライアルに出てワンツーってのは…いかがなモノか。超豪華メンバーのA２戦は、全てがポンコツ中央馬のおかげと一つ溜め息が出る

愚痴は程々に分析


1-01 トラバージョ
デビュー戦で大差勝ちも…その後はじり貧で、よくあるパターンかと思わせるも、川崎船橋で特別戦を連勝し更にはＪＤＤで７着と健闘。成長を感じるし船橋所属ですが元は大井の故・山藤厩舎の馬でありコースも心配無く…台風の目になり得ると思っていただけに、この人気は意外

1-02 ブラックワード
昨年ハイセイコー記念１番人気のように、デビュー時には話題になったが…気性的に勝つ時と負ける時が両極端で、現状は強敵には手も足も出ない。この相手なら通用しても不思議無く、まさに残念クラシックに相応しい名前とも言える。ただ当たれば大きいが三振も多い馬で、軸には向かない

2-03 ミカドアクアラグナ
ここに来ての３連勝は自ら勝ちに行く内容で評価したい…しかしながら前走も２着が重賞では用無しのハクシュウベリーと、レベル的に疑問で、確かに２軍相手とは言え胸を張れるモノではない

2-04 エスケイロード
２歳時から完成度が高く強敵にモマれてきた。クラウンCのようにツボにハマッた時の脚は評価したいものの…脚質的に他力本願な部分はマイナス。大井２度目で前進を見込めるのは確かですが、展開次第

3-05 オグリタイム
門別から転入後は重賞戦線の典型的なソコソコ君で…決め手に欠けて勝ち切れない。しかし展開不問であり、明らかに相手が軽くなる今回は上位に浮上して不思議無いはず…気になるのは体調面だけ

3-06 イワミノキズナ
福山ダービー２着を経て大井へ移籍。初戦を快勝したカイロスに比べ地味な印象も、古馬に混じりながら健闘し前走は並み居るB３の古馬を差し切った。ただ相手は上がり、また外をブン回す戦法が目立つ点は…自在性に欠けていて前潰れ頼みか

4-07 ベルフェスタ
出走取消

4-08 エイシンルンディー
遠征馬の中では南関経験も豊富で、桜花賞と関東オークスはいずれも５着。これは小回り向きのこの馬に向いた浦和コースや他が歩いたなど、やや参考外。ごまかし効かない大井コースで更に牡馬が混じっては…掲示板すら厳しいはず

5-09 キタサンオーゴン
的場文男を背に臨んだダービーの結果の通り…完全に第一線とは差がある。この相手ならと思えますが、展開の助けが必要で…確実に脚を使う左回りに比べ、大井コースでは馬券圏内が１度も無いのは気がかり

5-10 リアライズリンクス
デビューから５戦して４連対と、その先行力から来る安定感はある。重賞２着のイヴアルブと僅差だったり、前走はC１相手ながら楽勝。体重が増え続けているのも好感で、確かに初大井やセンハチは不安も…先行すればうるさいと思える１頭

6-11 アラマサシャープ
今年の高知ダービー馬。果敢に挑戦する事に敬意を表したいですが、何せ関東オークスで時計７つ…ＪＤＤで５つ以上離されている現状では全くレースに参加出来ず、今回も苦戦は必至

6-12 フォレノワール
中央から転入され期待された関東オークスは着順は４着ながら、大半が歩いていて評価は出来ず…前走の大敗もズルズル下がるだけで、負け方が不可解。ただこうした中央馬が突如変貌し実力を見せる事は多々あり、どうにも掴みにくい点ではある

7-13 ハブアストロール
中央５００万から転入されるも、未だ未勝利であり…どうにもパンチが足りず、どう乗ろうが歯痒い内容しか出せていない。ここに出る有力馬にはいずれも先着されていて…元中央馬とゆうだけの存在かもしれないが、ヤネ真島が新たな一面を引き出せるかで一考

7-14 カガヤキダンスオー
デビュー時は精彩を欠くレースもありましたが、休養を経て差す競馬を身に付けてからの５連続連対は驚異であり、これには古馬相手も含まれているし、また馬混みを苦にする事もなく抜け出る根性も評価。あとはクラシックを戦った組との力関係だけ

8-15 エーシンクリアー
園田を代表する今年の３歳に違いないでしょうが…なにせ兵庫ダービー馬のＪＤＤの戦いぶりを見ると、この馬の苦戦も必然的か

8-16 トーセンギネスオー
２歳時からクラシック組と凌ぎを削り、年明けからもソコソコな戦績。前走も古馬C１に勝つなど充実ぶりは認める…ただセンハチの大外に加え、現実に勝った事の無いメンバーが揃ったのは事実

予想は明日