走れ！優駿学園６５(準備は出来たかな？)

修学旅行の前日



『連絡網来た？』
『あぁ〜明日から修学旅行だってな』
『……。』

『ディープ何見てんだ？…沖縄ガイド？』
『ハブ酒だってさ絶対精力付くよな！』
『お前いろんな意味でヤバいって』
『沖縄ならバレねーって』
『教師も来るんだぜ？もちろんハゲ教頭も』
『俺もうちょいインパクト♪上げたいんだよね〜』

『格好良さげだけど…言ってる事下ネタだからな？お前』




『カメハメハ〜準備出来たの？』
『あぁ〜一応な』
『どれどれママがチェックしてあげるわ』
『子供じゃねーんだからさ〜』
『アンタは子供よ』

ガサガサ…

『これは？』
『オモチャ…大人の…』
『これは？○○○？』
『○○○みたいだけど…健康器具』
『なにこれ？○○○○○？』
『○○○○○みたいな……ジェルだよタテ髪に付けるやつ』

『アンタまた種付けする気ね私どんなに牝馬の親御さんに謝ってるか知ってんの！！』
『大丈夫だって〜沖縄だし』
『意味が解らないわ全く…夏休みはそのカメハメハ閉まってなさいよ』
『４倍界王拳ブッ放すぜ』






『ブエナ沖縄行くんだって？』
『うん♪お土産買ってくるからね〜』
『海人Tシャツとかいらないわよ』
『パパには何が良いかなぁ〜』

『ハブ酒』
『……まだ頑張らせるの？』
『最近パパ…ダート馬しか活躍が目立たないからさここらでさ』
『ママ〜不安じゃないの？違う牝と種付けしてるパパが』
『ここの世界観だと私が本妻らしいから』




『ジャーニーオメェ〜沖縄行くんだってなオイ』
『初めてだから楽しみだよ』
『沖縄のゴキブリは…カブトムシよりデカイらしいぜ』
『うっは…』
『突然のスコールもすげーらしいな』
『マジかよ…』
『あそこは豚の耳も鼻も食うんだってなあとな…』

『うるせーな明日からの旅行が楽しくなくなる』




『パパ〜♪どう〜？似合う？』

『ま〜〜〜た服買ったのか？』
『良いのよねぇウオッカ明日から修学旅行だものね〜』
『母さんは甘いんだよ似たような服ばっか集めて…』

『はぁ〜沖縄楽しみだなぁウニ・イクラ・カニ…あとジャガイモとかトウモロコシ』


『ウオッカ…それは北海道よ』
『お前が甘やかすからだいつから北と南も解らない子になったんだよ』

『パパママ〜♪沖縄は八ツ橋が名物なんだよ知ってたぁ？キャハハ』

『…うん…パパ、八ツ橋楽しみにしてるからな〜』
『３組のカレンチャンが言ってたけどね沖縄は美浦から電車で５分で行けるらしいよ』

『それきっと宇宙船ね気を付けるのよ……ママちょっと頭が痛いから寝るわね……はぁ…』




『…なんなんだコイツは…』
『父上〜旅行の前日くらい楽しそうにしてください』

『サーターアンダギーとゆう…強豪が居るらしい』
『父上…父上？サーターアンダギーって…』
『テイオーほっときなさい…きっと面白い事になるわよ』

『サーターアンダギー…名前からして…欧州馬か……いやもしかするとサンダーアンダギーかも知れん…だとすれば』
『楽しみですね〜父上』

修学旅行が始まります