走れ！優駿学園７０(蘇る伝説の幽霊)

さぁお楽しみ

「怪奇…肝試し。２０時に広場に集合…好きな牡牝グループでも構わん」

『教頭ってさ…しおりもこの口調で作るんだね』
『誇り高き…ハゲだからね』
『楽しみだね〜〜♪私ホラー大好きだから、けっこうへっちゃら』


『……こんな顔も？』

ぎゃああああ〜〜〜！！！ディクタス先生のお化け〜〜！！

『スッピンは怖いのかしら』



『「肝試し大会」を開催しまーす』

『沖縄になんか心霊スポットあるんか？』
『んん…それはそれは恐ろしいょ』
『校長先生…何か知ってるんですか？』
『んん……まぁ静かに見てなさい…』

『よーし♪牡と牝でグループを作ったか？』
『ウイナー先生普通の墓じゃんかよ〜つまんねーよ』
『バーカ毎年チビる生徒が居るくらいだぞ』

『マーベラスサンデーって生徒なんか始まる前から小便してたな〜』
『シービー先生…アイツは仕方無いんすよ』

『あらぁ？校長は？』
『ふん老いぼれめ…じつはお化けが苦手なんだろ』




□□ □

『んん…皆さん今年もありがとう…』

「シンのお願いじゃ仕方無ぇやな〜」
「まぁ年甲斐も無く頑張るよ」
「だけんど沖縄は遠いで；」

『んん…すいませんな』

『セントライトは急用でな〜ワシら３頭で良いかね？』
『んん…ありがとうございます』


そして



□

『あそこのお札を取るんだろ…』
『ひぃ！』
『だぁ！脅かすなよ』
『お前らチキンだね〜出るワケねーだろ幽霊なんか…』

クリクリクリ〜〜」

『ぶわぁ〜〜〜栗毛の婆さんだ！！』

「失敬だねアンタあたしゃ変則三冠馬だよ！きぇ〜〜〜！！」

ぎゃあああ〜〜！



□

『だらしねぇよなぁ〜キングス達』
『寄るなよピサ』
『栗毛のババアなんか出るわけ…』
『ん？誰かいるぞ』


□「お前の身体…カミソリで切ったろかぁ…切ったろか〜〜！！」

『うひゃあああ〜！カミソリ持ってっぞ！』
『カミソリジジイ〜だ』

「誰がジジイやカミソリの切れ味って知らないのか？あぁん？」



□

『恐い〜〜；』
『なんでアタシらだけ牝馬だけなのよ』
『牡馬がブエナと組むと危険だから…』
『だからってさぁ…』

『キングス君達は栗毛の婆さんで…ピサ君達はカミソリ持った爺さんが出たらしいよ』


□「うらめしやぁ〜〜〜」

きゃあああああ〜！！

「うひょ〜可愛いね牝チャン！なんて名前？ちょいとお茶しようよ」

□□

「これミノル；なにしてるだ」
「離せや！俺はまだ牝を知らないんだよ」
「俺らに生身の牝馬は無理だべな！」

『いっぱい出てきた〜〜！！』
『てか幽霊にまでモテたくない〜！』

□

「待つべよ〜せめて接吻だけ接吻！」
『接吻って何〜〜？』


『…ブエナちゃん……頭がおかしくなったのか』
『んん…キミは本当に見えないのかね』
『はい？』

『んん…３頭の伝説が…現代の牝馬を追い回しとるんじゃ□』
『私のブエナちゃんを！？』

□
「シ〜〜ン！！あの牝を紹介せぇ〜！！わざわざ沖縄まで来たんじゃで〜」
「ミノル！幽霊のくせに馬っ気出すな」
「アタシで我慢しな！」
「ババアの幽霊となんか嫌だ！」

続く的場文男騎手、ついに６５００勝に王手！