的場文男騎手 ６５００勝達成

日本競馬にまた新たな金字塔
大井競馬所属の的場文男騎手が地方通算６５００勝を達成しました

本日の川崎４R、トーホウドラクロワに騎乗山崎尋美の息子、山崎誠士体半分抑えてのゴール

ゴールした瞬間…ネット動画からも「的場おめでとう〜」の声が聞こえました
レース後のやり遂げた姿…やはりウルウルきました


的場さんの功績は書くまでもなく…
自分が彼に出会い、幼少時から応援を続けた事…本当に誇りに思う

子供の頃は、当時は『南関には二人の騎手しか居ない』ような状態であり石崎隆之・的場文男を応援するようになり、ウルトラマンや仮面ライダーと同じ『ヒーロー』を観る感覚で声援を送りました□
今もその感情は変わりません…自分は石崎隆之と的場文男が居なければ競馬に出会えず、また大井競馬場をここまで愛する事は無かった

しかし自分が大人になり…両人が５０を過ぎた頃、リーディングは内田や戸崎が奪い特に石崎さんは完全に第一線から撤退…本当にショックな事でした
しかし衰える体にムチ打ち、二人は現役を続けている

孫のオモチャの為に現役を続ける(？)石崎さんに対し、そこらの若手以上の１０００を越える騎乗を続け…毎年２００以上勝っていた的場さん最大で１０００以上あった石崎さんとの勝利数を逆転し、日本の現役最多勝騎手になった


今の騎手はチャラい…そして生温いそれは南関も例外では無く『騎手は職人』と教わり自負する自分には…とても見苦しいモノ
返し馬でニヤニヤと談笑し、負けた騎手が勝った騎手に駆け寄り祝福…勝った騎手は子供のようにはしゃぐ

そこに子供時代に見た石崎・的場時代の格好良さは感じない
少なくともあの時代は、熱さがあり…二人以外も互いに負けたくない気持ちが表れていて□返し馬からスタート…そしてゴールまで緊張感があった。勝った騎手はやり遂げた男の背中、負けた騎手の悔しさ溢れる背中…

だからなのか今、的場文男は競馬場で浮いている返し馬は誰よりも長く念入りにやり、騎乗馬が走りやすい場所や砂の深さを調べ、気合いが足りなければムチで叱咤
いつも一人で黙々とやってる
どんなに勝つ可能性が低い馬だろうが、ベストを尽くし少しでも上の着順を目指す事騎手として当たり前の事を…出来ている騎手は今何人いるのか
見てる人は見てる的場文男の人気は絶大なんでしょう



今のペースなら３年もすれば７０００勝に届く計算。しかし簡単に言いますが、５３からの３年と５７からの３年は違います…
俺は記録より、やはり南関４場で出来るだけ長く的場文男が観れれば良いとゆう考え□
ただ本人が言うように、ファンや関係者に迷惑をかけるようになったら…ダラダラと現役を続けてほしくは無い。石崎さんのようにスポット参戦は絶対に出来ないし、そんな的場文男は見たくもないから□
既に大多数のファンに迷惑はかけてますが…今はお返しをしっかりしてる

これを最後の区切りとしてスパッと辞めてしまう事も考えられる…いや心のどこかに東京ダービーがあるのか□
これは本人にしか解りません
ただ今の状況だと辞めるに辞められないのが本音なのかな大井競馬場の顔が生まれない事

的場さん自身がそれを一番解ってる気がします大井競馬場の為に現役を続けている事…少なくとも５０を越えてからの現役を続ける原動力は、ファンの声援に他ならないはず

大井でも月曜日にセレモニーをやるそうで、足を運ぶつもりです的場さん一人で大井の賞典台に上がる姿は…かなり久しぶりになりますね

色々書いたけど、的場文男騎手□並びに携わる全ての方々…６５００勝達成おめでとうございます
この数字は、今後何人も到達出来るモンじゃない

イチローの4000本安打と双璧の数字と思います

的場さん体だけは気をつけて
１日でも長く数多くのファンを魅了してください！本当におめでとうございます