大井競馬場の未来

競馬総合チャンネルで一ヶ月に渡り、赤見千尋さんの特集コーナーの中で大井競馬場が取り上げられました□
執行委員の斉藤さんらの言葉からは、やはりこれまでも可動式ゲートから始まり、写真判定、２歳牝馬重賞、ナイター競馬、ワイド馬券、三連勝馬券、国際競争と数々の『日本初』を試みた大井競馬場らしく今後も地方のリーダーとして前へ進み、新たな挑戦を続けてゆくとゆうモノ
『立ち止まらない』非常に良い言葉ですね


最終回には吉井竜一騎手のインタビューもありました副会長を経て今や大井競馬だけでなく、全日本騎手連盟の会長とゆう重役
現場と執行役員側のパイプ的役割を果たしながら、少ない騎乗数とは言え現役騎手としても活躍

いつだったか競馬場内で『吉井なんか居ても居なくても良い騎手だ』とゆう言葉を聞いた□
大井競馬場には居ても居なくても良い騎手は一人も居ない…同時に今こうして気分良く大井で楽しんでいるファンは、吉井に対して足を向けて寝れないだろうに
おそらく吉井が自身の意見をハッキリ言えるタイプなんでしょう♪俗に言う『やらされてる』感はなく
彼がしっかりと「これは良い」「これはダメ」と上に伝えて…更に現場の信頼を得てるからこそ、騎手達も兄貴分の吉井へ安心して進言出来る実際に喋った事はないけど、吉井は筋の通った良い漢だ□
今やナッシュの吉井で有名ですが、デビュー間もなくにして怪物キャニオンロマンの主戦に抜擢され羽田盃まで連勝□無知な客が放ったような…腕の悪い騎手では決してない


執行側と騎手や調教師達、現場に距離が出来れば…中央に比べ距離感が近いだろうし、危機的なモノになる
例えばナイターの照明一つにしても、騎手が眩しくならないような工夫が必要日々の雑務に加えて調教にレースもこなす…
目立つのはリーディング騎手達かもしれないけど…俺は大井競馬場を支える第一人者の一人と考えています


インタビューの後半では、公式サイトにも発表された『２・３号スタンドの建て替え工事』の件について触れられていました
老朽化が進み、やはりどんなに中身を進化させ工夫しても…外観が汚いのは、確かに矛盾
２号スタンドに関しては真新しいモノになるらしいですが…３号スタンドは作らないそうで理由は

１日の来場数が大賞典で３５０００人、一番少ない時(昼開催あたりか)３５００人。平均が７０００人弱であり、そんなに大きなスタンドは必要無い
とゆうモノ
空いたスペースはエルウイング付近同様の、キッチンカーやテントを張りイベント事を積極的に行うそうです

これは寂しいなぁ……慣れ親しんだスタンドが、再来年には無くなってしまう俺がこう思うんだから、レジェンド層はもっと寂しさがあるだろうに；まぁこれは世代交代とゆうか時代の流れ
今いるお客以上に、新しいお客をターゲットに

月曜日の生観戦の時に感じたのは、夏休み期間だからか圧倒的な女性の多さでした。
年齢層も確実に若くなっているし、大井競馬場の狙い通り…これは良い傾向にありそう
また初めて馬券を買う女の子や、会社仲間に丁寧に買い方を教えている姿も目立ちました
子供達が一生懸命に馬を応援したり、誰かさんのごとく『的場さん頑張れ』と叫ぶ男の子も
俺が熱狂した頃とは場内はかなり違うけど、確実に新しいニーズは掴んでるみたい

それを百も承知で言いたいけど
生い先短いレジェンド達ですが、彼らが居たからこその大井競馬場を忘れないでほしい中には毎日毎日、足を運ぶオジイチャンも居る…彼らが落とす購入額が幾らかは知らない

スタンド取り壊しに加え、イベントの増加、更には電話投票のレベルアップテーマパーク化してしまう事には反対
レジェンド達の居場所を無くすような事だけは絶対にしてはいけない
新しい客を増やし、古い客が消えたら…本末転倒です

今の大井はレジェンドと若年層が半々で楽しめる絶妙な空間♪この空気を維持したまま進化させるのは…確かに難しいかもしれないが
そこは地方競馬のリーダー
天下の大井競馬場の腕の見せ所