大井の名馬〜エイシンチャンプ〜(最大のビッグネーム)

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『今開催は東京記念だね〜』
『久々の出番だってのに捻りの無い…』
『うるさいな今年は楽しみだよ〜ポンコツも少ないし』
『ポンコツ？』


現在の南関は中央からの転入馬が目立ち、彼らの賞金が高い為に地元の上がり馬が、重賞に出走するチャンスすら無くなっている
そんな転入馬…昔は居なかったワケじゃなくナリタキングオーやザフォリアなど中央のＯＰ馬が転入していましたミナミノジャックなど大井で花開いた馬も多数
ただ今ほど目立つワケじゃなく、生半可な馬では無い為なんとなくワクワクしたモンですエイシンチャンプでした
何を隠そう中央芝のG１朝日杯フューチュリティSの勝ち馬日本ダービーでも印が付いた馬が不振を経て大井競馬場に移籍

任されたのは堀厩舎□スタッフも気を使ったみたいです(笑)A１に属している為、初戦は平場から…

G１馬とは言え初のダートで半年ぶりの実戦半信半疑
ただ初戦からヤネ内田は…結果が要求されるモノでしたが３着で、これは幸先の良いモノ大井記念を目標に定めます

大井記念には前年に重賞２勝した若き成長株、ボンネビルレコードも出走□
G１馬が叩かれ２戦目となりエイシンチャンプの真価が問われます
一番人気は上がり馬のホクトアサティス


中央では長距離実績がないエイシンチャンプでしたが、しっかり折り合いホクトアサティスをあっさり交わすと、外から差してきたボンネビルレコードとの一騎打ち
これを制すると…朝日杯以来、実に３年ぶりの重賞制覇□
かつて２歳王者となった馬が、６歳で大井記念を制するんだから…解らないモノです

帝王賞にも挑みますが、さすがに超一流馬を前には手も足も出ず…ミツオーとカネヒキリの叩き合いから大差で大敗
秋には東京記念に出走します帝王賞で掲示板を確保したボンネビルレコードが、ＪＢＣに向けての初戦
昨年クラシックで善戦したマズルブラストも参戦

しかし泥馬場で行われた東京記念エイシンチャンプは離された３着が精一杯でした
元来のダート馬とダートを能力で補って走る馬、この差は大きかった…

残念ながらその後は勝利する事なく、エイシンチャンプは引退
その後はサンライズバッカスやアドマイヤフジ、更にはナムラクレセントにスーニエイシンチャンプただ１頭です□『大井の』名馬と言えるかは微妙ですが、たった１度でも大井所属として中央G１馬が南関重賞を勝った事□これはずっと語り継がれる出来事でしょう


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『最近の転入馬…本当に頭が痛くなるような馬ばかりだよ』
『ポンコツってのは転入馬』
『ジョーメテオのような馬も居るけど…大半は枠潰しだからね』
『考えさせられますね』

『ただ…ロジユニヴァースとサイレントスタメンはどっちが強いか見てみたい同じ０９年のダービー馬』
『えっ(笑)』