走れ！優駿学園７５(凱旋門賞)

□□

『校長？』
『んん……名前なんだっけ？』
『ラモーヌですよ…どうしたんですか？』
『んん…余りに間が空いてしまったからね……何が何だか…』
『筆者は筋金入りの大井競馬キチ；それも木曜はボロ儲けで…』
『んん…話は何じゃな？』

『今日ですよ♪オルフェーヴルとキズナの凱旋門賞』
『んん…あのオッペケペーが静かなのはそのせいか…』


□←オッペケペー

『ぶぁっくしょ〜〜ん！！…ジュル…全く誰か私の噂を…』


『んん…最近は海外遠征が多いんじゃなぁ…国内に専念しとる白いのが居たじゃろ』
『ゴールドシップですか？』
『んん…ワシはああゆう馬が好きじゃ…あの薄らハゲは…嫌いなんじゃろが』

□←薄らハゲ

『ぶぁっくしょ〜〜ん！！…風邪か』


『校長はどちらが勝つと？』
『んん…共に日本馬じゃ……それにどちらが勝つとゆう質問はいかんよ…あくまで挑戦者なんじゃ』
『冷静ですね〜さすが校長』
『んん…以前と違い…ボーナスの心配が無いからのぅ』


さて生徒達は？



『ソワソワすんぜ〜』
『新しい牝馬か？』
『ちげーよ！息子が走るんだ凱旋門賞で』
『へへ♪お前も行ったよな〜ディープ』

『頭痛いからバファリン飲んだだけで失格だぜ…』
『あれバファリン！？胃に優しい薬じゃんな〜』
『親父が失格になったレースだもんな…キズナも力入るよ』

『なぁ？』
『なんだよ』

『キズナの母ちゃんって…誰だ？』
『お前ヤリ過ぎなんだよ！！』




『おいオルフェの兄貴』
『その呼び方ヤメろよ…』

『ジャーニー君は応援行かないの？』
『嫌だよ〜遠征は苦手なんだよ…』
『別にお前が走るワケじゃないだろ』
『ステイさんは？』

『ゴールドシップの応援に京都へ；凱旋門はテレビで観るらしい…』
『ステイさん…普通逆だろよ』
『凱旋門は馬券買えないから興味無いみたい…』


『みんな〜〜！７組でなんかヤッてるぜ』




『オルフェーヴルはよ…やっぱ去年勝たなきゃ行けなかったんだよなキズナはプレッシャーがないわな〜』

『何してんだミツオーは…「ミッチャン倶楽部」？』
『７組が予想屋やりだしたんよ…』
『さすが地方クラス』

『♪恐いのは軽い馬よ！ハンデ差があっからな〜』

『ミツオー♪日本じゃ馬券は買えないよ？』
『兄ちゃん〓だ〜から俺らでヤル訳よ！ほれ張った張った！』

『フリオもボンちゃんもやってら…』

『オグリ先生〜〜これヤバくない？教室で…』



『さぁ〜〜みんな張れ張れ！オルフェかキズナか…はたまた』
『はたまたじゃねーよオグリ先生！教師だろアンタ』

『ピサ君君は海外経験あるじゃないか〜〜何か役立つ情報は無いの？』
『ドバイとフランスじゃ違うって』


□

『うるさいぞ貴様ら！！』

『きたぞ』
『あぁ…修羅場だ……』

『…オルフェに…』


『アホ教頭〜〜！！！；』
『黙れ！こうすりゃ応援に力が入るだろが』




『お〜〜やってるねぇ』
『親父ぃ！京都じゃないの？』
『凱旋門賞で賭けしてるって聞いたからよ』
『誰が言ったんだよ』

『勘だ勘♪…どうすっかなぁ〜〜』
『息子が走るんだから悩むなよバカ親父！』

『１番人気だぞオルフェは！狙うなら海外馬だ』
『日本から出てけよ！！』

『んん……キズナじゃ□』

『こ…校長〜〜〜！！；』
『んん…凱旋門賞じゃ……授業などバカらしいじゃろ…』

『私も〜〜オルフェ君に』
『私はキズナ』
『オルフェ〜〜』


『ブエナちゃん達まで；どうなってんだぁ〜〜；』

『兄ちゃん……情報教えてやろか？』
『なんだよフリオ…』

『ユタカは、ここでヤル気だよ……土日で２鞍しか乗らないんだから』

『フランスなんだから当たり前だろバカなんなんだこの学校は〜〜』

頑張れ日本馬