走れ！優駿学園７７(前代未聞の新馬)

超個性派が現れた


□□□

『んん…』
『…面接前の私達のトークは…』
『んん…これが無駄なんじゃょ□文字数が限られるんじゃから』
『では…』
『んん…キミのが１番問題じゃょ…絵文字はなるべく控え□』
『…校長こそ□ばかり使って…』
『んん…お茶くらい飲ませんか…』

『…チョーノも不定期更新になってしまいましたな』
『んん…仕方あるまいな…忙しいんじゃよ』

とんとん


『入れ』




『………。』


『…なんだこのロバのようなガキは』
『………っす…』
『…何ぃ？！さっさと名前を言わんか』
『………っす…』



『…痛ぃ…』
『最近の若いヤツは！何なんだ蚊の鳴くような声で挨拶すら出来んのか』
『んん…内気な仔なんじゃ…キミのように大声ばかりが能の馬ばかりでは無い』
『…履歴を見せろ』

『んん…うむ…ダービー馬□たいしたモンじゃ』
『ダービーなど第二レース！三冠馬からが名馬の証ですぞ』
『んん…キミは考えが古いんじゃ』
『札幌記念貴様は脚が弱いのか？』
『……………』




『んん…札幌記念から…札幌記念…はて札幌記念は年に２度あるのかぃ』
『…違います！これは２年の休養です…すまなかったな…重傷を負っていたのだな？』
『……』



『んん…面接で殴る教頭がどこにおる…』
『とゆう事は貴様は…０９年のダービー馬なのか』
『んん…個性的じゃな』


自己PR欄

「特技は昼寝と泥遊びです。疲れやすいので１回走ると長い休養が必要なので、体育は主に見学になるかと思います。雨の日なら活発に動けますが、基本的に外出は苦手です。学校は半年に１度なら行けます
将来はささやかな夢ですが、家で寝転がりながら月に５００万くらい稼げればと思っています」




『貴様ぁ！！優駿学園を！社会をナメるなぁ□許さん絶対に許さんぞ』
『んん…前代未聞のダービー馬じゃな』
『校長こんなダービー馬は…』
『んん…しかし学園の話題作りには…良いかものぅ』
『なんですと？』

『んん…半年に１度登校する生徒…』
『伝統として…ダービー馬だけは絶やさずに！が決まりですが…』
『んん…どんな生徒も受け入れる…器の大きな学校』


そして



□□

『出席取るぞ〜アサクサキングスはどうした？』
『なんかダルいから休みって…』
『アンライバルドも居ないのか？』
『行きたくないから休むって』
『□おいおい…みんなサボりじゃねーかよ』


□

『ちょっとクラスに半分も居ないじゃないのよ〜』
『だってぇ〜ラモーヌ先生半年休んでも入れるんでしょ？この学校』
『誰がそんな事』
『１組に入った仔が言ってたよ〜』


□

『教頭…全クラスの登校率は半数以下に特に１組は過半数が…』
『…全てアイツが原因だ』
『あいつ？』
『ロジユニヴァース宅に連絡してください！』




□

『…とりあえず…来年行きます…』

ロジユニヴァース入学おめでとう