無事是名馬かポンコツ馬か

地方馬は言葉は悪いが『走れなくなるまで走る』

南関の下級となれば開催の度に走る…他地区などもはや走るのがやっとの体
これが地方馬の宿命でありますが、今や中央馬でさえ９歳１０歳で現役はザラに居ます

また最近はそんな高齢馬の活躍が非常に目立ちますね□
中央馬ではトウカイトリックやマイネルキッツが１０歳を越えてなおG1に出走し、実際にトウカイトリックがステイヤーズSを制しました
ひと昔前だと８歳と表示されると、かなり高齢と思ってたし…９歳や１０歳などなかなか稀な数字でした
９０年代にミスタートウジンが注目されたのは、やはりそんな時代に珍しい存在だったからかドージマムテキも現役を続け…共にフェブラリーSでブービー争いを演じました(笑)

ノボトゥルーもG1馬として異例の１２歳まで現役を続け、連続重賞出走の記録を作り、さすがに最後は枠潰しと思えましたが…長年に渡りダートを盛り上げました

今年春にフジノウェーブの４連覇で沸いた大井競馬場ですが、以外に南関で１０歳を越えてまで走る馬は多くありません〓
他地区と違い、９歳以降は１度は必ず掲示板に載らなければ現役を続けられない規定があり…これもA１に限られるモノで〓A２以下は９歳定年が規則です

現在現役最年長は船橋のマズルブラストで、同期は南関だとシーチャリオット・ボンネビルレコード・フジノウェーブら〓中央だとディープ世代になります
既に正月から定年を延長した為に来年も現役続行が濃厚…記憶が正しければ南関で１２歳馬は初めてのはず


他地区になると１０歳なんて若造と言える〓
先日引退しましたがビーファイターが１５歳まで走り…中央→南関→金沢と実に１２年も現役を続けました
なんとアグネスゴールドの勝ったスプリングSに出走していました
ちなみにこのビーファイターですが、自分が子供の頃見ていた実写ヒーローの名前この名前が時代を感じさせます


まぁ上には上がいて、オースミレパード〓はあのナリタブライアンと同期ながら…つい最近まで走っていました〓
１６歳にして勝利を挙げるなど、数々の最高齢記録を更新〓偉大な同期と、違った金字塔を打ち立てました
同じくブライアン世代はナムラコクオーも１２歳まで現役


現在、最多出走を更新中の高知セニョールベストとゆう馬〓１４歳で３５０戦を通過〓今も毎週走ってます(笑)
かつて浦和記念を制し、長らく南関重賞を賑わせたモエレトレジャー〓は１２歳ながら園田で現役

あのディープインパクトが制した菊花賞で穴人気になり、買った方も多いと思いますが…フサイチアウステル〓まだ高知で走っています〓


中央で現役を続ける馬と違い、彼らを人間に例えると…かつて有名企業で働いた人が、今は休み無しで夜勤バイトをしてる感覚か〓
高齢馬の現役生活は賛否両論〓確かに…可哀想と言われればそれまで

ただ競走馬として産まれ、誰よりも長く走れるとゆうのは…ある意味で幸せとも思える所
ビーファイターの引退時には長年金沢に貢献した同馬に対し、『ビーファイター引退記念』の冠協賛が成されました〓もし早々と引退していたら、この馬は記憶にも残らない１頭になっていたはず

フジノウェーブも悲しい結末を迎えたとは言え、自身が４連覇したスプリング盃が『フジノウェーブ記念』改称され…今後永遠に名が残る事になりました



だからと、現在の南関で目立つ晩節を汚すような無意味な現役続行には反対
ビーファイターにせよフジノウェーブにせよ…現役最後の年まで勝ち鞍を挙げていた事に価値があり、それは中央のトウカイトリックにも同じ事が言えます

これと正反対なのが現在の南関に転入して来る中央馬
転入当初に騒がれ…その後は全く音沙汰が無くなるパターン〓結局は今の力で南関のA１で通用しないとゆう話
それが金持ちとゆう理由から、いきなりA１で重賞を連戦だもんね…

どんなに過去の実績があろうと、『今の力』に応じた分け方をしている高知などのクラス分け制度は…絶対に南関も取り入れるべき
近い将来、重賞がとんでもない事になる(全て元中央馬)

この二人が無事是名馬かダラダラ走るポンコツかどっちに属するかは…何とも言い難い(笑)