ミスタートウジン死去

ミスタートウジンが亡くなったと知る□

重賞未勝利ながら４億を越える賞金を稼ぎ、ＪＲＡ記録となる１４歳まで現役を続けた…まさに無事是名馬

重賞未勝利とは言え、ミスタートウジンが制した数々のレースが後に重賞に格上げされ…当時のダート不遇の時代を象徴する馬でもありました
大井競馬場にも何度も出走し、帝王賞では９歳(現在なら８歳)ながらも２着し波乱を演出大井競馬場のG1でしか無かった帝王賞

最高齢出走に、同一ＯＰ特別の最多出走などの記録を持つミスタートウジンですが皐月賞で共に走ったサクラホクトオーの息子サクラスピードオーと共に走り、尚且つ先着するとゆう偉業……俺が友達の親父と競走し負けるのと同じ□


掲示板などを見ると、もはやミスタートウジンの名前すら知らない方が増えている事に驚く
今や高齢馬など珍しくない上に、ＪＲＡのジイサンキャラと言えばトウカイトリックになるのでしょうノボトゥルーか

ただ自分が競馬を見始めた頃…７歳や８歳とゆうだけで『年寄りだな〜』と思ったし、９歳にもなると非常に珍しかった

今だに親父なんか『もう７歳じゃねーか』なんて言うけど…当時の感覚が残ってるんだと思う
それを１４歳まで走り続けたワケだから、どれだけ異例だったかが解る


ミスタートウジンが１３歳で復帰した時に、凄い馬が居るなぁ〜と子供ながらに注目□
親戚の法事かなんかで…競馬好きのお姉さんにミスタートウジンの話をしていたら
正直、親戚一同…将来を心配していた(笑)この頃は毎週のように録画して繰り返し競馬を観ていた時



この年に第一回の黒船賞で、自身最後となる掲示板に入った
高知の短い直線で…まさに鬼脚を披露リバーセキトバで、周りもフジノマッケンオーやドージマムテキとゆう…何とも濃い名前ばかり□

最後は怪我との戦いで、２〜３戦すると休養に入り…ガーネットSで復帰が恒例化していました元々体質が弱かったようで、高齢になりながらも現役を続けられたのは陣営の努力の成果


豆知識ですが…１３歳以降はなぜか１４頭立てのレースでは常に殿負けでした……ってこんな事を記憶する頭があるならもっと勉強すれば良かったと思うが…


最後は旧年齢表示の為に、１５歳で銀嶺Sへ６０キロを背負って走りました…そーいや最近は６０キロってハンデも見なくなりましたね
１００戦を目指して調整するも除外が続き…怪我の為に引退

しかし見事に、種馬となれた事も嬉しかったですね


今やフタ桁の年齢など当たり前になり、全国各地に多数現役馬が居ますが
移籍などせず、休養を挟みながらも最後まで中央馬として現役を続けたのはまさに金字塔□

２７歳…大往生でしたね




現在、トウカイトリックがトウジンと同じように頑張っています
現役時代敵わなかった、ディープインパクトの産駒に勝利するなど…もしかしたらトウジンも果たせなかった、ディープの孫との戦いも実現するかもしれませんね

ミスタートウジンが作った同一レース８回出走の記録は、トウカイトリックが来年天皇賞に出走すれば破る事になります


たしかに枠潰しとも取れる…極端な高齢馬ですが

こうゆう馬が１頭くらい居ても□面白いんじゃないですかね
これこそ素直に『夢と感動』を感じますがね


ミスタートウジンのご冥福をお祈りします