南関のリーディング争い

今年も川崎開催から始まった南関競馬□休み無しで騎乗を続ける騎手、また関係者各位には毎年頭が下がります
しかしながら酒井忍騎手が頭蓋骨・頚椎骨折の重傷相次ぐ落馬事故、各騎手の回復を願っております

本日の川崎メイン、大師オープンで明け１２歳のマズルブラストが快勝オオエライジンにせよ今日のマズルブラストにせよ…南関の若馬達が易々と勝たれてはたまらないなぁ


さて、昨年戸崎圭太が抜けた事で３００を越える勝ち星が散らばった昨年の南関競馬昨年の初めに、南関史上初の『戦国リーディング』になると予想しました

大方の予想通り御神本が南関リーディングを奪取□戦国とまでいかずも、南関の伝統とも言うべき一人横綱のリーディング争いでは無く…やはり激戦となりました
若手の奮起もあり、ガラリと様相が変わった昨年のリーディング争い
おそらく今年も激戦になるのは違いない

まぁ大本命はやはり御神本〓南関４場にパイプを造り上げ、何より集まる馬の質は抜きん出たモノで、それに応える腕はさすが。華形ジョッキーでもあるし、かつての『遊び人』ぶりは鳴りを潜め着々と南関のエースとして地位を固めています。ただ人気馬を勝たせる反面…欲を言えば更なる破天荒さが欲しい優等生にはなってほしくないし、御神本らしい大胆な騎乗を忘れてほしくない

２位に浮上した真島大輔〓彼は御神本とは逆で、人気馬・穴馬関係なしに怖い騎手である。特に秋口からの猛追は凄まじく…こと人気薄での騎乗は大胆不敵〓気付けば２００勝越えを果たした
大きな身体を活かしたダイナミックな騎乗…他場での活躍も増え、今年は更に数字を伸ばす

おそらく上記二人の争いは今年も変わりなく〓
群雄割拠の３位以下は興味深い〓森泰斗もここ数年でジャンプアップ〓やはり彼くらいの年代がぐんぐん数字を伸ばす事が大事…荒々しさが抜けた事は不満ですが、それでいて小さくまとまらずに騎乗出来るのは強み

山崎誠士の台頭も目覚ましい〓地元川崎ではリーディングを奪取。思い切りの良さ、若手らしい大胆さ…先行馬での上手さは、かつて逃げ馬で腕を鳴らした父の山崎尋美さんと似ている□ただ、いかにも頑固な職人だった尋美さんに比べ……顔付きだから仕方無いが、息子はニヤニヤし過ぎ(笑)パドックから笑顔を振り撒く必要はない


ヒデ、今野、左海、繁田と言った…言わば『熟年』の世代がもっともっと壁となって奮起しないといけない〓特に今野に関しては大舞台であれだけの騎乗が出来るのだから、もっと数字は伸ばせるはず彼らが老け込んではいけない


着々と中堅から脱却しているのが、大井の和田譲治〓昨年から他場でも勝ち鞍が増え、今年は結婚を期に奮起するはず

昨年、彗星のごとく現れた新人の笹川翼〓彼の良さは先輩に対しても怯まずに喧嘩を売れる事これは強みになるし、ウカウカしてると…中堅達は飲み込まれてしまうだろう。ハンデ面で恩意が無くなればおのずと厳しくはなりますが、彼にはそれを克服してほしい



さて、俗に言う『大御所』の世代
まぁ張田騎手は万年係長ぶりを継続し、マッタリと働くだろうし…石崎さんも息子の援護と孫のオモチャ代で充分〓

昨年南関４位の的場さんですが明らかに取り巻く状況は厳しくなってきました…
昨年戸崎が抜けた時に一部では『勝ち星がまた戻る』と言われていましたが…自分の考えは真逆で、それこそ１００勝するのも大変じゃないかと書きました□理由は戸崎が捨てた勝ち星を死にモノ狂いで拾うのは、これまで上位の騎手に加え…伸び悩む若手や中堅たちだと思っていたから〓今さら的場さんが顔を売って参加するとは思えなかった。やはり予想通り勝ち星は減少
２００４年から、ずっと死守していた大井リーディング２位の座も…真島・森に抜かれて４位転落。明らかに大井の乗り馬も質が落ちています〓実質稼働期間が３月〜１０月なので…果たして暖かいうちにどれだけ勝てるか
それでいながらヒデや今野が、的場さんの勝ち星を抜けないのは情けないトコ
今年は１１０〜１３０勝じゃないかな〓


俺は真島がかなり化けると予想していますが
今年もリーディング争いは激化するのは必至だけに、楽しみです