Ｍｒ・ＴＣＫの『金盃』全馬分析

前開催に見られた、極端な前残りは目立たなかった今開催。しかし降り続ける雪で確実に明日から何らかの変化があるのは事実…言い切れはしませんが前で競馬が出来るには越した事はない


では分析


1-01 フォーティファイド
昨年はこの金盃から安定感が増し、春には大井記念を大差勝ちするも…秋の復帰から明らかに覇気が無くなり、嘘のように低迷。前走でようやく立て直しに成功した様子ですが、いつガタが来てもおかしくない９歳馬だけに…戸崎起用に不気味さは感じても、昨年春のような全幅の信頼は置けないのは事実

2-02 スターシップ
南関転入後は常にニセン以上に限れば堅実に活躍する古豪。この馬には珍しく、昨秋から順調に使えてるだけに体調面に不安は無いはず。力勝負の大井で勝ち切る力があるかは疑問ですが…年齢はともかく長く使う脚を武器に、先行して流れ込みするだけのタイプで極端な瞬発力勝負にならない限りは、今回もそれなりには走るはず

3-03 バックトゥジエース
転入してから馬券に絡んだのは人気馬が壊滅した、船橋のA２のみ。前走のおおとりオープンを見ても…並みいるA１馬相手の重賞で通用する力は無いと考える

4-04 アベニンプレジャー
C１からトントン拍子で出世し今や大井きっての安定株となる。臨戦過程は骨っぽい相手と戦った馬で、能力は高いが安定感はあるも、前走のように一度先頭に立って再び差し返されるなど…だらしない負け方も目立つ馬で、自己条件で勝ちきれない辺りが壁かもしれない。まぁ格の違う強敵相手で苦戦は必至ながら…条件馬らしくぶつかって欲しい

5-05 タマモクリエイト
転入初戦となった前走は歴戦のＡ１に対して差の無い４着で、切れも目を見張るモノがあった。上積みを考えれば期待したいですが、正直当時より相手は上がるし…ごまかしの利かない大井外回りで同じ競馬が出来るかの試金石であり、正直盲点になりそうな馬

5-06 トラバージョ
昨年のＪＤＤで７着後に重賞連勝で、四天王を肉薄する存在に。将来を見据えれば確かに楽しみな存在ですが５ヶ月ぶりで歴戦のA１とは初対決なだけに胸を借りるのは確かで…いきなり勝ち負けの期待より、まずはレースぶりにも注目したい１頭

6-07 パワーストラグル
かつて交流重賞を制した実力馬も、今回の転入は半信半疑の部分がありましたが、前２戦を見ても全盛期から程遠いながら、今の力で南関同士ならメドの立つ競馬を披露。前走は川崎コースに戸惑ったと考えれば納得の敗戦で、斤量が魅力のこの金盃が勝負とも感じる。ここに来て真島に依頼をした陣営にも…不気味さがある

6-08 クラーベセクレタ
一時代を築いた女傑も…昨年のスピード感の無くなった一連のレースぶりからは、かつて女傑と呼ばれた力は全く無いと考えて良い。いくらテン乗りで的場騎手とは言え、精神的な低迷は厳しいだろうし…繁殖入りまであと２走だけに、勝ち負けよりも重賞１１勝の名馬が無事に競馬場を去る事だけを願う

7-09 センノデバギヤ
門別を経て一昨年大井に転入されると、Cクラスから出世して行き今はB１に属する。センハチを中心に活躍してきた馬で、距離への不安はない。前走を見るにまだ復調途上の印象で、明らかに格下感はありますが…いかにもチャレンジャーの立場だけに…今持てる力をぶつけてほしいと願う

7-10 ツクバチャーム
C２から連勝しクラスを上げA２に属するも、現在の中央馬転入の影響を受け重賞参戦すら叶わずにいた…今回はトライアルを制して金盃へ。一連の実績から距離不安は無く、相手が相手だけに厳しいのは覚悟でも、個人的には外回り重賞を願っていた馬で…やっと叶った重賞参戦で奮闘を期待したい

8-11 アウトジェネラル
昨年の羽田盃馬も、気性的にモマれ弱く負ける時はだらしない。前走は内枠ながらヤネが巧みに外に切り出せた騎乗が光り…裏を返せば完全に問題が解消出来たかは微妙な印象を受け、今回の少頭数の８枠は願ったり叶ったり。更に得意の道悪となれば…今後を考えてめ、この馬は勝ち負けが至上命題になるはず

8-12 ツルオカオウジ
かつては南関の大将になる位置まで登り詰めた実力馬も、脚元の不安から休み休みのローテなのは残念。前走を見るに相手や展開次第ではまだ勝ち負けが可能な印象も…気になるのは、最初の休養からの復帰後は最後の踏ん張りが物足りず、かつてのように外回りで後続を断ち切る戦法が出来るかは疑問


予想は明日