Ｍｒ・ＴＣＫの『金盃』予想

『金盃』

半世紀を超す歴史を誇る伝統の中距離戦。古馬のトップクラスが集まり春の重賞戦線に向けて始動。強敵相手の交流競走などで活躍した実力馬など上位人気馬の信頼度が高いレースですが、近年は下位人気馬も上位に食い込む活躍を見せています。「上位2頭にダイオライト記念の優先出走権を付与」


歴代勝ち馬…カウンテスアップ・ダイコウガルダン・ツキノイチバン・アマゾンオペラ・コンサートボーイ・インテリパワー・ボンネビルレコード・トーセンルーチェ等ざっと抜粋しましたが他にも名馬中の名馬揃いで、かつては天皇賞としての役割を果たした重賞でもありました

騎手別…現役では張田京が５勝でトップで石崎隆之が４勝。互いに２度の連覇を成し遂げており、金盃自体が馬はもとより騎手の連覇が多数ある重賞。特に張田騎手はここ１０年だけで４勝と凄まじいモノ…今年は両人騎乗が無いが、人馬共に大井・船橋の活躍が目立つレース


金盃□

◎アウトジェネラル
○パワーストラグル
▲スターシップ
△フォーティファイド
△ツクバチャーム
△トラバージョ


最近の重賞は一握りの好調馬と、明らかに売り切れて転入して来た中央馬に…完走目的の出走馬が連なるばかりの傾向
この金盃は何年かぶりに見る重賞らしい重賞で歴戦の古豪と成長株の新鋭に、A２が誇る上がり馬の対決が実現した

こんな単純な事すら感動するのだから、どれだけ現状が悲惨か解りますね…
愚痴はともかく予想□分析通り、どの馬にも妙味はあり…楽しみな半面、予想は難解

どの馬にも突き抜ける材料は乏しく、だからと簡単に消せる馬も皆無。金盃は舞台が外回りニセンで、例年ゴール前逆転のドラマが目立つ…前開催のような極端な前残りでも無いようで、ここは好位〜中団から差せる馬を中心視する



アウトジェネラルに期待□
昨年の羽田盃快勝の時は、クラシック四天王の中でも頭一つ抜け出した印象ながら…その後が惨敗続き。原因は馬群で競馬が出来ないが為に多頭数や内枠だと、馬が辞めてしまう事
たしかに年が明けて進歩が見られたかは疑問で…前走の報知オールスターは内枠ながら、ヤネが巧みに外に切り替えたのが良かった。裏を返せば未だにインで競馬が出来ないからこその戦法とも捉えられる…
ならば１２頭立ての８枠はプラス更に昨日の雪で多少は馬場が悪化したのもプラス材料で、今後を考えれば勝ち負けしないとダメな馬

中央転入組はどうにも敬遠しがちな自分ですが、パワーストラグル勝島王冠→報知オールスターの内容は驚いた。前走は出遅れと川崎コースで差を詰められず…過去実績から今後もハンデが厳しくなるのは必至で、今回５６キロは魅力。１度はブッ壊れた馬だけに後先考えずに、調子の良い時に勝負なのは間違いなく、荒山・真島ラインもいかにも不気味

あとは１０歳でも流れ込みで毎度顔を出すスターシップマズルブラストを彷彿とさせる、息の長い脚が武器の先行押し切り型で…展開さえ向けば、侮れないトコ

あとは今回人気が無いフォーティファイド□戸崎起用でこのオッズなら妙味があり、考えようには寒い時期に強い馬かもしれない
距離適性とヤネの腕を込みで、ツクバチャーム□上がり馬とは言い難い８歳馬ですが兼ねてから重賞挑戦を願っていただけに、注目したい

トラバージョに関しては試走の雰囲気が漂う…まぁ良い競馬をしてはもらいたいんですがね

馬券は◎→○▲△△△へ三連複

リピーターの多いレース□昨年当てたから…自分もリピーターになりたいもんですね。とにかく中身のあるレースに期待

いざ行こう金盃