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2014/02/24 21:55

大井の名馬(フジノウェーブ〜みんなの馬〜)



『チョーノさん。そろそろ更新しないと』
『何を?』
『大井の名馬ですよ!もう、今年3開催目ですよ』
『よし…今開催はこの馬しか居ないね』


昨年この世を去った、大井が誇る希代の名馬フジノウェーブ
ウェーブの日記は多岐に渡り書いているので、今回は4連覇した、東京スプリング盃について〓

フジノウェーブ記念の前身の前身…09年まで行われていた「東京シティ盃」を07・09年と、出走した年を連覇していたフジノウェーブ〓この頃が1番脂の乗り切った時期でした

プリング盃の第一回は、事実上追放された主戦の御神本に替わり戸崎がヤネでフジノウェーブが優勝しました。まだまだ南関も中央馬に真っ向から戦える時期で、短距離界の先頭はウェーブが牽引
特にラブミーチャンが不在だったこの頃、南関競馬の立ち位置は重要視されていました


翌年は…あの忌まわしき大震災の前日ファーレが3度鳴るとゆう珍事に見舞われながら、復帰後は衰えを噂された、9歳のウェーブが連覇を達成ヤサカファインやジーエスライカーらを…まさにねじ伏せた内容には頭が下がりました
ヤネの御神本と共に復活をアピールし、この頃にはズブさを見せるようにもなり、センヨンへのシフトチェンジが成される事に

しかしこの年から、連戦が利かなくなり…中央馬はおろか南関の若馬に得意の競り合いでも敗れる場面が目立ち、翌年10歳になるフジノウェーブの引退も近いと噂されました
10歳の初戦に選んだのは、やはりスプリング盃で…半ば冗談半分と思われた3連覇への期待
同い年で同じ07年にG1を制したボンネビルレコードの出走で、更にお祭りムードが増します…


しかしどうしてどうして(笑)あっという間に抜け出すと、前評判を吹き飛ばす圧勝で3連覇ボンネビルレコードが繰り出し…10歳馬の奮闘は、逆に今の南関の醜態の前兆だったかもしれません
更に本番の東京スプリントでも2着に入り、中央競馬ファンにも強烈な印象を与えます


そして自分にとって運命の日となった昨年
早上がりとなったこの日、仲の良かった店長の異動を告げられ…少し落ち込みながら大井競馬場へ。
まだ寒さが残る昼間開催この日は何かを予感させるように、的中に続く的中メイン前には久々のマンシュウとなれば…もう浮かれてしまった


悪い癖で財布がホカホカになると、予想が雑になるフジノウェーブは、予想より遥かに白かった

適当な予想をし、第一仲商店でオバチャンと談笑する余裕…
レースは3コーナーで終わっていましたミヤサンキューティ…。当然行き脚が悪く見所がない

軸が来ないならレースに興味が薄れるが、実況が叫ぶ

「内からフジノウェーブ!」

我が目を疑いましたが、紛れも無く11歳馬が狭いインを突き抜けてきた〓4連覇の瞬間…大井競馬場に一瞬の静寂
そして一人…また一人と拍手が起こり、そこでフテくされていた中年男性や、横でバカ騒ぎしていた若者も□

この瞬間、フジノウェーブは大井のフジノウェーブから…みんなのフジノウェーブに変わりました。

異様な空間を感じれたのもフジノウェーブが勝ったからこそ
人知を越えた馬が、引退を表明したのはこれから半年後でした

そして…突然の死去
何をそんなに急いで天国へ

献花台にはバナナを手向けに行きました……競馬場で、レース以外で涙を流したのは初めてでしたね

今年から改称されたフジノウェーブ記念。しかし、既に4年前に東京スプリング盃になってから…フジノウェーブ記念は始まっていたんですねフジノウェーブが示してくれた事

6年ぶりに違う馬が勝利馬名に刻まれる今年は一体どんな結果になるか…






『(涙)……なんて良い話だ…』
『アンタが泣いてどーすんすか』
フジノウェーブに聞きたい事が一つあるんだよ…』
『なんですか?』

『献花台に手向けたバナナ…少し黒くなってたけど大丈夫だったのかな……』

『バチ当たり!』

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  • トップハンデ75.5さんがいいね!と言っています。

    2014/02/25 00:52 ブロック

  • りゅうさんがいいね!と言っています。

    2014/02/24 23:35 ブロック