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2014/03/05 21:08
クラーベセクレタ引退
先日、ちょいと触れましたが
今日の川崎メインのエンプレス杯で、船橋のクラーベセクレタがラストランを迎えました□
かつてのスピード感溢れる走りは見られませんでしたが、中央馬を1頭負かしての4着で今持てる力は出し切ったとゆうべきか現役晩年はかつての名馬の見る影も無い姿が続き…正直、昨年で引退をして欲しかった気持ちと、やはり引退となると寂しい気持ちが半々なのは確か
クラーベセクレタが南関にやって来たのは2010年スマートファルコンが空前の「2分00秒4」のレコードを繰り出した開催で、2歳優駿牝馬を制覇しました□
抜きん出たスピードを武器に、牝馬路線ではなく牡馬クラシック路線へシフトチェンジし京浜盃では牡馬を一蹴。
迎えた羽田盃では雨が降りしきる不良馬場の中、1頭異次元の強さで1冠目を獲得□馬券は的中しましたが、余りにカメラが引いてしまい3着がヴェガスと解るのに苦労したのは思い出。
確勝とされた東京ダービーは、30度目の正直と燃える的場文男のキスミープリンスが過剰人気になるもキスミープリンスを中団インに構えさせ、イン強襲を狙った(雪崩れに巻き込まれオジャン)のは…クラーベとの力差が解っていたから
早目先頭から横綱相撲で20年ぶりの牝馬ダービー馬となりました
春から休み無く走った代償からクラーベセクレタは真っ向から迎え撃ちました結果は3着でしたが、明らかに不調の中での奮闘ぶりには感動
しかし後日…禁止薬物が検出され、失格となります忘れ去られてしまいそうですが…この一件は解決した情報が無いまま当時はクラーベにも強い風当たりが…
その後は中央馬との対戦がメインとなり、3歳の身で全盛期のラヴェリータらと戦う事にさすがに力差は歴然でしたが、今後の南関にとって希望の星であると誰もが感じた時期でした。
明け4歳、おそらくこの時期がクラーベの全盛。南関牝馬路線では敵無しで、古馬で台頭したザッハーマインが連戦が効かないタイプでやはりクラーベが南関の不動の女王に君臨していましたね
しかし中央馬との対戦となると、兼ねてからの課題だった「切れ味」の差が露になりミラクルレジェンドや、その他伏兵にも勝ちを譲る場面が目立ち初めました
そして異変が表れたのが秋今までスンナリ好位に付けていた馬が、押して押してようやく先団へ…とゆうクラーベらしからぬ競馬が続くようになりました。元々切れの無いタイプだけに、前に付けられなければ…ただ回るだけとゆうモノ
5歳になると更に深刻化し、出ムチを叩こうが動かず…ついに南関重賞で殿負けとゆう大惨敗を屈します。かつて南関女王と呼ばれた女傑を、どうにか復活させようと…川島師も試行錯誤しましたが□一度切れた糸は二度と戻らず
しかしどんなに低迷しても、陣営は頑なに重賞だけを選んで出走させましたクラーベセクレタは観たくないのがファンの気持ちを汲んでか
加えて、圧倒的な強さを誇ったクラーベの価値を維持する意味もあったのでしょう
本日をもって引退となったクラーベセクレタ引退レースは戸崎でと希望してましたが、やはり御神本が乗ると一段と華があり…今出来る最大限のパフォーマンスを見せてくれた事にも感謝。何より無事に馬場を去れる事が前提ですね
今日はワイルドフラッパーが大差勝ち□1頭の引退と同時に…1頭の馬が新女王の地位を固め、世代交代はキッチリ叶った印象。
これが南関の馬なら言う事は無いんですが…
長きに渡って南関を支えた女王クラーベセクレタ本当にお疲れさまでした。悲願のG1制覇は仔に託しました♪