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2014/03/10 21:01

大井の名馬(バグパイプウィンド〜夢を与えてくれた馬〜)



『大井の名馬も……何回目ですか?』
『今さらだけど数字くらい付けときゃ良かったな』
『今開催は京浜盃ですね』
『全く関係ない馬で良い?』
『えぇ?』
『調べたら、ナイキジャガーキャニオンロマンゴールドヘッドも書いちゃったもん…』



ここ最近の南関のA1馬は、その大半が中央からの転入組や、若い時に門別や笠松などで活躍していた馬。重賞では生え抜きの馬を探す方が難しい…
2009年フリオーソボンネビルレコードフジノウェーブといった面々が交流重賞で活躍していた時期〓大井生え抜き馬で話題になった馬が居ました


バグパイプウィンド大井の庄子連兵厩舎の牡馬。
庄子先生んトコの看板馬はボンネビルレコードですが、ボンちゃんが中央移籍する前に、入厩したのがバグパイプウィンドでした。
デビュー初戦からあれよあれよと連勝を続け、C1を楽勝する頃には「この馬は強い」と話題になる事もありました
ただ、この手の連勝をする馬…どこかで壁に当たると、嘘のように低迷するパターンは多々あります。それがB1かA2かはそれぞれですが、クラス分けがシビアな南関にとって、1度壁に当たると格上げするのは至難の業


ところがバグパイプウインドはクラスを上げるにつれ、その強さを増していきついにA2に出世。
偶然、同時期に同じく快進撃を続けた馬が、ブルーホークブルーホークに敗戦…しかし続くA2特別では、かつての重賞勝ち馬らをブッ千切り勝利でこちらもA1に

5歳となった年…金盃に出走。「ボンネビルレコード2世」と噂立ち、重賞初挑戦ながら1番人気に支持されます。
しかし相手も相手…歴戦の猛者であるマズルブラストクレイアートビュンに、最強ステイヤーのルースリンドらが上がり馬に胸を貸します

的場騎手は心無しかいつもより早目の仕掛けマンオブパーサーを差し切り早々と先頭に立つ…しかし後ろから内田に騎乗依頼したルースリンドが、待ってましたと強襲!
しかしながら粘り腰を見せ…なんとかルースリンドを封じ、ついに重賞制覇□大井の生え抜きで久々に大物誕生の瞬間でした
船橋のフリオーソが中央馬にやや劣勢の印象で…ここで大井からバグパイプウィンドが台頭すれば面白くなる…そんなファンの願いもありましたねぇ

しかし、その後のバグパイプウィンドは…敗戦に継ぐ敗戦に涙を飲みますロングウェーブや、惑星的扱いだったライジングウェーブらに完敗。重賞を勝った代償は…重い斤量とゆう壁を作ったのです。
果敢に帝王賞に出走するも、見る影の無い惨敗。事実上…中央馬との力差を見せしめる事に

素質でここまで貫いてきたバグパイプウィンドにとって、初めての壁でもありました。いつしか話題は船橋のセレンに移り変わり…直接対決でも完敗。
それでも大井にとっては希望の星である事に変わりはありませんでした



しかし…その壁を乗り越える前に、バグパイプウィンドは年明けに調教中の怪我により予後不良
また、かつて大井の二枚看板として話題になったブルーホークも…サンタアニタトロフィー制覇の後に急逝。大井競馬場は、2つの希望を同時に失いました

そんなバグパイプウィンドの死去と同じ時期に、かつて庄子厩舎の看板馬だったボンネビルレコードの再転入が決まりました
弟分が去った厩舎で…時折、寂しげにしているボンネビルレコードの姿があったそうです

庄子先生は、復帰後のボンちゃんに生前バグパイプウィンドが着用していたメンコを装着しレースに出走させました

「バグと一緒に走ってるつもりでね。バグの弔い合戦だよ!」

衰えたはずのボンネビルレコードが、帝王賞で3着した時は…やっぱりバグパイプウィンドが力を与えたと感じた一戦でしたねぇ
バグパイプウィンドのような上がり馬に、チャンスが少なくなった事が…残念でなりません




『くぅ〜;…』
『まぁまぁ泣くなよ』
『……花粉症です』

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    2014/03/11 00:35 ブロック

  • 紅のりゅうさんがいいね!と言っています。

    2014/03/10 21:18 ブロック