Ｍｒ・ＴＣＫの『京浜盃』全馬分析

東日本大震災から３年。被災地の方々が散々言われたであろう、「頑張れ」はもう言いたくない…ここまで本当に皆さん「頑張った」と言う。風化させぬようにしないといけない

今開催は久々に見る外差し馬場。これまで脚を余した馬が軒並みゴール前で強襲…逆に逃げ先行は力のあるだけ馬が残り、ますますごまかしの利かないレースになりそう


では分析

1-01 ライズライン
岩手から転入され、戦績からも多少は話題になった前走の雲取賞は勝負所から早々と脱落するブービー負け。おそらく今は試行錯誤の段階で…上積みを考えてもいきなり勝ち負けは考えにくい

2-02 ストーミングソウル
母に和田アキ子所有で話題になった、ダイナマイトソウルが居るゆかり血統。確かに相手なりに頑張れるが、道中の荒削りさが目立ち…離された大井の特別戦より格段に相手が上がるだけに、苦戦が必至

3-03 パンパカパーティ
門別時代に軒並み強豪達にモマれて善戦。浦和に転入後は常に圧勝で、前走のニューイヤーCは同厩馬の激走に屈したが、他の馬に差をつけており、また直線でフラつくなど完成途上の印象はあるが力はある。問題はこれまでの浦和小回りとはまるで違う大井の舞台だけに、今後を考えて試金石の１戦

3-04 レガルスイ
ここまで５戦し全て馬券圏内の堅実派。浦和ではジュリエットレターを破り前走の雲取も０秒１差で、地味ながら力はある印象。ただ今回は強い先行馬も多く…展開面で割引は必要

3-05 リュウノファイト
デビューから連勝するも、いかにも相手に恵まれたモノで…その後重賞では惨敗であり、２軍を相手にも勝ちあぐねる馬が…この相手に苦戦は必至

4-06 リュウチャン
左回りでは観ない時は無いとゆう程、お馴染みの名前で…特別戦の弱い相手に力を発揮する、いわばお山の大将的存在。現状で重賞での勝ち負けは厳しい馬

5-07 サーモピレー
門別では短距離ばかりで好走しましたが、転入初戦の２歳優駿で３着と波乱を呼ぶ活躍。しかし雲取賞は伸び切れない走りで、転入後に馬体が減り続けてる事に疑問がある。川島師だけに一変の怖さはあり、能力から雲取だけで評価は出来ないのは確かで、馬体面など注目したい

5-08 ドミヌス
門別時代はハッピースプリント以下に手も足も出ずとゆう戦歴ながら、前走は雲取勝ちのドバイエクスプレスと僅差の競馬。前走は他の馬が２流で、今回厳しい競馬に揉まれて同じレースが出来るか

6-09 キットピーク
個人的に何度も名前を挙げた注目馬で、ひいき目無しにも現在の大井所属馬では、上位の力はあるはず。前走の雲取賞は初めての速いペースに戸惑ったか位置を取れずの競馬で、結果もかなり差を付けられたの確か。埋もれずに再浮上するかの正念場

6-10 ファイト
船橋でのデビュー後は一貫して左回りで、全て連対の強さを誇るも…特別戦で相手は強いとは言えず、半信半疑だった雲取賞では５８キロに加えて初の大井と条件は悪かったものの、僅差の２着は力を示した１戦。２戦目の上積みと２キロ減の斤量は魅力。この馬場で粘り通すなら、クラシックでも面白い馬になる

7-11 ファイヤープリンス
南関ゆかり血統ながら、気性面から掴み所の無い馬で…勝利したニューイヤーCも出遅れが功を奏した珍しい例。ただ非力さを感じ…前走もマクりから後退と寂しい内容。完全な力勝負では一枚落ちの印象を受ける為、勝ち負けには紛れが必要

7-12 ダンスパフォーマー
門別では平和賞馬のナイトバロンを負かすなど実績を挙げ転入。初戦のひばり特別では同じく転入初戦のノットオーソリティと人気を分け合うも…結果は惨敗。しかしながら前走でキッチリ力を示し、ポテンシャルの高さを証明。レースセンスもあり前走も余裕残しの勝利だけに、あとは雲取組との力関係だけ

8-13 ドラゴンエアル
個性派の切れモノながら、どうやらモマれ弱さがあり８枠は意外とプラスに作用しそう。前走はスムースさを欠きながら外からの脚は目を見張り、今開催の馬場を考えれば雲取賞の着順を逆転しても良い。大雑把な、この手の馬をグイグイ持ってくるヤネも魅力

8-14 ハッピースプリント
昨年のＮＡＲ最優秀２歳馬の始動戦。右回りは門別時代に経験積みだけに心配はなく、転厩初戦ながら乗り込みは豊富。位置取りに関係無く、外からの一捲りで他馬を飲み込む走りは圧巻で…何より全日本２歳優駿での、南関馬との差を観ても、現時点での完成度は抜きん出た馬に違いない。勝って当然の下馬評通り、ここを取りこぼしては話にならない

予想は明日