Ｍｒ・ＴＣＫの『京浜盃』予想

『京浜盃』

4月のクラシック戦線開幕を間近に控え、3歳のトップクラスが勢揃いするTCKでは最初の3歳重賞です。数多くのクラシック馬を輩出している伝統のレースで、地元デビューの素質馬だけでなく、初めてTCKコースに参戦する他場の所属馬や、他地区から転入した馬の走りなど、クラシックロードを占う上で注目の一戦です。
(上位3頭に羽田盃の優先出走権を付与)


歴代勝ち馬…マルゼンアデイアル・ロジータ・ナイキジャガー・キャニオンロマン・トーシンブリザード・シーチャリオット・クラーベセクレタ等〓挙げた馬全てが羽田盃を勝ち、また京浜盃が始まってから三冠馬になった馬、５頭全てが京浜盃を制している。まさにクラシックへの登竜門で、勝ち馬はここ最近逃げ先行が目立ち…速さと強さを兼ね備えていないと勝てない

騎手別…石崎隆之、的場文男の４勝がトップで、特に石崎騎手は０１〜０４年まで４連覇〓内田の連覇、戸崎の３連覇とリピーターも目立つ。船橋所属が強さを見せるレースで…騎手も船橋・大井所属が主体。今回、ハッピースプリントの吉原寛人が勝てば史上初の他地区騎手の優勝になる


京浜盃□

◎ハッピースプリント
○ドラゴンレアル
▲サーモピレー
△ファイト
△ダンスパフォーマー
△ファイヤープリンス


全日本２歳優駿を制し、昨年のＮＡＲ年度代表馬となったハッピースプリント□
右回りも経験済みで、距離に不安も無い…転厩もあり確かに環境が変わった事で変化はあるでしょうが、余程の事が無い限り無様な競馬はしないと考える

展開はレガルスイと、同枠のパンパカパーティが行きたい。船橋のファイトはハナに行く競馬が続いてますが、番手の競馬が可能〓ダンスパフォーマーやサーモピレーはその直後か
ハッピースプリントは枠も枠だけに、序盤は慌てず騒がず…動きがあるのは３コーナーからの単純な競馬


今年の京浜盃はハッピースプリントの動き次第で、大きく結果が変わると考えます
これは昨年の牝馬重賞でメーデイアが出ていたレースに似て、メーデイアが常に４角から先頭に立つ為に…中央の先行馬が壊滅し；いつもメーデイアの後ろに居たアクティビューティの２着が続きました

直線まで可愛がってくれれば、雲取を５８キロで粘り通したファイトや、レガルスイ、パンパカパーティが少なくとも生え抜きに簡単に差されるとは思えない
逆に差し馬が台頭するならば、勝負所で一気に掃除され…ファイト以下有力先行馬が潰された時アクティビューティになる」パターン

しかしいざ開幕するや、外差しが目立つ最近では珍しい馬場にそれも馬場の八分所、言わば大外が伸びる
ここまで先行馬が、軒並み脱落するゴール前を観ると…想像以上に先行馬は厳しいのではないか

更にハッピースプリントも、ここからＪＤＤまで休み無く使うワケだし…出来るなら余裕を持って勝ちたいトコ。うるさい先行馬を早々掃除する可能性が高い…


そうなれば浮上はドラゴンエアル雲取賞は道中のスムースさを欠きながら…最後は急追〓当時は外差しがイマイチだったと考えれば、少なくとも雲取組を逆転する事は可能なはず

先行馬で粘れるとすれば雲取賞で１番強い競馬をしたファイト大井２戦目に斤量減で、粘りは増す。ベテラン張田がこの馬を手離さない

あとは前走だけでは見限れないサーモピレーこちらは馬体減が心配ですが、能力があるのは違いなく…川島師がクラシックを見据えての仕上げなら怖い
あと前走で変わり身を見せたダンスパフォーマー前走は全く余裕の競馬で、あとは雲取組との力差がどうか
最後に加えるなら雲取賞では惨敗も、型にハマらないタイプのファイヤープリンス□斤量減は魅力

◎→○▲△△△の馬単を強弱付けて

ハッピースプリントと他馬の力差を前提にした予想…勝ち方によっては東京ダービーまで当確になる。クラシックを盛り上げる為にも、他馬にも奮闘を期待したい

いざ行こう京浜盃