的場文男が動き出した

的場文男が動き出した(えっ)

一体何を言ってるんだと言われるでしょうが…冬場に書いたように、ここ数年間「ファンが思い描く的場文男」を観れるのは３月〜１０月までとゆう状態が続いています

馬を自分本意に動かすスタイル、持病の腰痛、加えて年齢からくる様々な衰え…寒い季節になると全てが悪循環になり見るも無惨な騎乗が続く
…にしても、今年の冬場は酷く女王盃開催では開催中０勝とゆう…さすがの俺も引いてしまうモノでした(笑)

京浜盃開催の大井から徐々に動けるようになり、名古屋の名人戦で…まさかの連勝で□東軍を優勝に導いて吹っ切れたか前開催は毎日勝利を積み上げる活躍ぶり


東京スプリントが行われた日に印象的なモノがあり□
２レースでタカオホースに騎乗し、矢野騎手の一番人気シルクスローンを交わす勢いで伸びる矢野も叩き合いに持ち込みたかったのか、あえて的場さんへ馬体を合わせに行くも…ゴール前で的場さん落馬しそうになる

何事かとパトロールビデオを観れば、これは完全な矢野の体当たり頂けない騎乗でした
ゴール前と言えば的場さんの動きが最高潮に達するトコで、あの動きの中で体当たりをされれば普通の騎手より危ない

入線後…相手が相手だけに、しきりに気にする矢野の姿があった


直後の３レースを怒りのブッチ切りで勝ったあたり…連勝を密かに狙ってたと見る
矢野は的場さんが目をかけ、騎乗馬を譲ったりその馬の乗り方を教えたりする事もある若手
前に的場さんの騎乗したグランドマルクを、次のレースで矢野に譲り□見事に勝った時…『やるじゃんか』と的場さんがムチで矢野のケツをひっ叩いた姿はジーンと来た□
ただ、あんな騎乗をしていては…まだまだと言わざるを得ない



話は若干ソレましたが、現在３２勝(名古屋２勝)でリーディングでは繁田や和田らを射程に捉えた。
船橋開催も少ない騎乗数の中で奮闘昨日からじつに３勝を含む５連続連対を果たす

今日のB１特別は、７頭立てとゆう寂しい面子でジョイアが１・２倍。的場さん騎乗のクラグオーは離れた２番人気…
このパターン、ハナから２着を狙いに行く場合と…負かす気で騎乗する場合でまるで違う

これまで一足が足りなかったクラグオーを、逃がせるジョイアが仕掛けると…脚を使わせ消耗させる、一瞬飲み込まれるかと思いきや追い出して、見事に負かした

いつも言う、的場文男の真骨頂は断然人気の馬を相手に一歩足りない馬を自分の形に変えて勝つ姿である。これが出てきたので…明らかに上昇ムードと思う


これから更に暖かくなればペースも上がるでしょうしファンが気にかける１００勝も、大丈夫だろうと思っている
的場さんは昨年まで、２９年連続で１００勝越えを果たしている。
彼に対してはファンも理想が高く、それも本人が熟知しているから１００とゆう数字をボーダーにしているんでしょう


しかし明らかに立場は変わっている…


実は的場さん…大井重賞に限れば、２０１０年のシンデレラマイル以来勝っていません。ダービーも勝利はおろか…ここ何年かは無理矢理にでも騎乗させるとゆう馬ばかりで、『的場人気』もCクラスでは多大にあるも、クラスが上がるに連れ有力なお手馬も居なくなってしまいました

やはり…ファンが求める理想からは、年々離れていってるんでしょう…

春になれば１００勝を達成し、常に一番人気に騎乗していた時期を経てシャラ。
それでも自分が出来るベストの力で、未だに１２００もの騎乗数をこなし、１００勝に向かって頑張ってる姿には感動する

次の大井開催は過去６勝を誇る羽田盃がありますが、おそらく騎乗馬は居ないのかなぁ
ニックバニヤンのように超人気薄での爆発も、久々に観たいモンです

何はともあれ…今年も動き出してくれて一安心