羽田盃を振り返る

プリンセス賞が終わった直後なんですが、羽田盃を振り返ってみます

場内も『ハッピースプリント一色』だった昨日の大井競馬場
そんなムードも、何かかき消すかのような圧勝でハッピースプリントが羽田盃を制しました□

何もかもが手探りだった京浜の頃とは違い、陣営も今回は自信に溢れる姿が見て取れ、ヤネ吉原は正攻法で先団から競馬□

パンパカパーティが先頭に立つと、馬なりで並びかけ…後は後続を離すだけ□直線入り口で先頭に立ちましたが、印象的にはあれでも『可愛がった』レースぶり

「追ったらどれくらい伸びるかなと、少し気合いを付けた」

と吉原が語ったように…京浜で掛からなかったエンジンを少し発揮まぁ競馬は着差ではないし□ムチを入れてまで差を広げる必要は無く、あの辺は明らかな見せ付けで…少し不満を感じましたがダービーに向けて余力は残した印象。エンジン全開では無くまだ五分くらいと…ラッパにラッパをくわえて吹いていますが(笑)

でも、あながち嘘でも無さそう森下師は目標をダービーと置きましたが、ＪＤＤは意識して仕上げを踏んで来るはず。今の状態なら、ダービーは「五分のエンジン」で勝てると言って良い



２着にはドバイエクスプレスが入る。こちらも川島師が褒めちぎり、ソエが良くなった今ならと語っていましたが雲取賞を差し切った馬では無い。ゆとりあるローテだけに、ダービーでも同じようなパフォーマンスは可能でしょう。ただ逆転でアタマとゆう印象は全く感じられない


３着ドラゴンエアルに関しては、個人的に嬉しい気持ちがある。予想で書いたように今回は京浜盃と違い…全てがドラゴンエアルに逆風だった条件での好走は立派
ただ今回は馬群がバラけ、ヤネの今野が外に切り替えた辺りにも…モマれ弱さはまだある様子。ダービーは例年ゴチャ付くので、また内枠に入った際は不安はあるそれでも距離延長は向くはずで、有力候補には違いない


４着キットピークには驚いた石崎隆之を降ろし…名古屋の岡部騎手を起用するのは疑問まぁこの件はまた今度に

５着のパンパカパーティは逃げるホストが脱落すると、先頭に立つもそこから突き放す事は出来ず…ハッピースプリントに馬体を併せられ終了。短距離向きなのもありますが、完全な力負けでもありこれがマイルでも勝ち負け出来たかは微妙。出走権を獲得もダービーでも掲示板が限界


ハイセイコー記念馬のブラックヘブンや、ニューイヤーC勝ちのファイヤープリンスらは完全にカヤの外で春にかけて完全に埋もれた印象…
昨日の結果からも京浜組が圧倒的に強く、ここにクラウンC勝ちのワタリキングオーやサーモピレーが加われるかどうか


しかしながら２、３着の名前が変わろうとも…ハッピースプリントは磐石に近い
印象としては戦績も似ていますが、全盛期のトーシンブリザードに似ている□観ていて何の不安も感じず…常に先行抜け出しの走り

現時点でトーシンブリザードが最後の南関三冠馬になり、またトーシンブリザードも２歳優駿から負け無しで京浜→羽田と連勝しました□
果たして同じようにハッピースプリントが三冠を達成出来るか注目しています