競馬あれこれ

トウカイトリックが亡くなった

４歳から１１歳まで天皇賞春に８年連続出走に、同期のディープインパクトの息子に先着、２頭の三冠馬と対戦、更には１０歳で重賞制覇と…長きに渡り活躍したと同時に数々の記録も作った

掲示板などでも『トリック爺』『レジェンド』と呼ばれ人気を集めました

自分もどちらかと言えばポッと出の若造より、長年その道一筋に頑張る職人気質が好きで□馬も同じく高齢馬を応援したりする。何よりG1を連勝する馬と違った魅力があり、こういった馬には『アンチ』が少ない

しかし馬で言う１２歳…お爺ちゃんキャラで走っていたから勘違いしちゃうけど、早すぎる死と言える自身が知りつくした淀の舞台で、誘導馬としての活躍を期待していましたが…これも叶わず。
１０年間ケガ無く走って来たトウカイトリックが、引退して二ヶ月で急逝してしまった

天皇賞を来週に控え、気合いが入ってしまったのかもしれない…それくらい思わないと、こういった別れは悲しくてたまらない

同じように昨年、１１歳まで走り…同じく誘導馬デビューを控えていたフジノウェーブが亡くなったと知り、まさに魂が抜けてしまったのは記憶に新しい
ＪＲＡは良血馬やクラシックホースの宣伝も良いけど、１０年間も競馬場を沸かせたした名馬に…何かしてあげて欲しい

それこそ天皇賞春がトウカイトリックメモリアルでも、異論は無いんじゃないですか□

現在、大井競馬場で誘導馬として活躍するボンネビルレコードには…本当に長生きして欲しい□この前観たら、本当にユッタリ歩いていて、上手くなったなぁとビックリしました…
つい最近まで、能力低下が激しい高齢馬が地方で現役を続ける事に…否定的で今だに続く南関への『大量輸出』は正直頭を抱える…
でも、こうした事例が続くと走れるうちは□ずっと走ってた方が幸せだろうなぁと思う事もある

勝ってナンボの世界が競馬ですが、負け続けても走れるのが地方競馬ですからねぇ




落馬事故が起きてしまった…
競馬を観る上で何がツラいと言えば、やはり故障してしまった馬と落馬事故騎手は超人と言うが、その前に人間である馬から落ちて無事なハズがない

今回の事故は後藤騎手が狭い所に自ら突っ込んだとゆう意見もあるが…決まった裁決が物語るように、やはり後方不注意が明らか
自分は警察でも無いし名探偵でも無いが…ファンとして自分なりに検証するべきだと映像を観た

落馬の前に後ろを振り替える岩田騎手の姿があり、後ろから何らかの声を出していた可能性が高いただ、その時には馬が右にヨレていて時既に遅し……その後、岩田騎手は顔面蒼白のごとくいつもの激しいアクションは無いままゴール

競馬は国内に存在するギャンブルのうち唯一、動物に人間が跨がり行われている
どんなに慣れて穏やかな動物も時として、予想不可能な動きをする時がある

そんな馬を真っ直ぐ走らせる、プロの職人である『騎手』が股がるからこそレースが成り立っている□
本当にいつか……思いたくも無いが…悲惨な事だって起こらないとは言えない後藤騎手はその一歩手前までの重傷と聞く…

反則してでも、勝ちたいなら…プロレスラーになれば良いただ相手を殴りたいならボクサーになれば良い…
でも騎手である以上、関係者とファンの夢を背負う職人である以上…危険な騎乗だけは辞めてほしい

騎乗停止も９日間は正直甘い
御神本だって１週間で帰って来る事に疑問なんです(クビでも当然)
繰り返す人間には罪を重くするべきだ……

今はただ、後藤騎手の元気な姿を再び観れる事を願っています