Ｍｒ・ＴＣＫの『東京ダービー』全馬分析

今開催は雨も降らず、初日からフラットな馬場と言え、ダービーにふさわしい力勝負が期待出来る。明日は生観戦…シッカリ射止める為に、いざ分析


1-01 サーモピレー
転入後は中々勝ち切れずも、馬体が回復し内容は良化した。クラウンC・東京湾Cとトライアルを２着→１着でハシゴするも、あまり長距離向きとは見て取れない。東京湾カップも相手弱化が味方したし…ブリンカー効果や戸崎騎乗を加味しても、大井ニセンのダービーで上積みは感じない

1-02 ドラゴンエアル
荒削りな面は解消されず、常に大雑把な競馬にならざるを得ない。しかし京浜盃の３５秒台の末脚は目を見張り、ツボにハマッた際は驚異の末脚を発揮する。モマれ弱さが解消されたかは微妙であり、１枠は微妙ですが…ダービー向きなのは違いなく、現状は勝ちに行く競馬は不向きだけに…無欲の末脚勝負が出来るか

2-03 ブラックヘブン
昨年のハイセイコー記念勝ちから勝ち負けが無いのは、他場や中央遠征もあり仕方無いトコ。しかし仕切り直しと期待した、ホームの羽田盃でも２着争いに加われずは不満で、今回も見所が無いとなれば…今後は普通の条件馬に終わる可能性が高い

2-04 スマートバベル
東京プリンセス賞では低評価をあざ笑う勝利で、内容的にもインから抜け出す根性溢れるレース。確かに、牡馬相手で時計的な部分は見劣りするも、あえてオークスを蹴っての参戦と考えれば不気味さは漂う

3-05 ナイトバロン
昨秋には転入初戦の平和賞を勝ち、今後の飛躍が期待されるも…２歳優駿を出走取消。羽田盃も同じく取消と、完全に順調さを欠いてしまう。実質半年ぶりでの東京湾Ｃ４着は、さすがの素質馬とは思えるも…順調な馬とは明らかな差を感じるのは確か

3-06 リュウチャン
ここまでの豊富な経験は認めるが、二軍の大将的な存在で一線級には全く通用しない馬。このダービー出走を今後の糧にしたい所

4-07 キットピーク
昨年から春にかけ、大井を代表する実力を見せたものの…雲取、京浜と惨敗。ブリンカー効果もあり羽田盃では久々に見所ある競馬をし、個人的に応援している馬ですが、距離延長は不向きと思え割引

4-08 ツルマルブルース
一連のレースぶりからも息の長い脚を使えるタイプで、外回り大井は絶好の舞台。しかし実際に勝ち負けして来た相手は微妙で…勝ち切れない辺りもツメの甘さを感じる。末脚をフルに発揮しても掲示板が御の字ではないか

5-09 スマイルピース
生え抜きとして昨年から強豪と渡り合い、今年になり特別戦を快勝。羽田盃を経てトライアルを制し、勢いに乗る。あとは羽田で付けられた圧倒的な差を…前走から乗り替わったヤネで、どれだけ埋められるか

5-10 ファイヤープリンス
出遅れが味方したニューイヤーC勝ちなど、意外性ある一発屋ではあるも、ここ３戦を見るに一線級との力勝負では全く通用しておらず…変わり身の期待は薄い

6-11 パンパカパーティ
浦和に転入後は地元で連勝するも、いざ重賞になると、前々から流れ込むだけで勝ち切れないレースが続く。羽田の内容からも…マイルが限界と感じ、更に一ハロン距離が伸びる今回は苦戦が必至

6-12 エスティドゥーラ
逃げ切った前走は、トライアルに出走が叶わない、言わば二軍の集まりに加え…自身が１枠で行けた事が勝因。再び相手が上がる今回、同じ芸当は期待薄

7-13 ワタリキングオー
的場文男３３頭目のダービーパートナー。転入３戦目となった川崎の特別戦でマクり切り圧勝、クラウンＣでは直線で前を封じられるも、立て直し外から差し切る良い内容。距離延長はプラスで、少なくとも羽田の上位組とは差は無いと言える。あとは「普通に競馬」が出来るか

7-14 ドバイエキスプレス
脚元がパンとしてから雲取賞まで３連勝。その雲取賞は馬場の悪いインから差し切った内容が素晴らしく、ブッツケで望んだ羽田盃では、久々ながら２着をシッカリ死守し改めて力を誇示。勝ち馬とは明らかに力差を感じますが、余裕あるローテからも上積みが期待出来るだけに、当然好勝負

8-15 ハッピースプリント
将来はともかく、現時点での能力は数年に一度の怪物レベル。能力の高い馬に付き物のスタート・折り合いなどの不安点は全く感じないだけに…アクシデントが無い限り軸鉄板

8-16 ノーキディング
素質はあるも発展途上の段階が見て取れ、完成するのは先なのは間違いない。能力があるのは確かでも、東京湾の勝負所でサーモピレーに突き放されたとなれば、羽田上位組との差は明らか

予想は明日