1798件のひとこと日記があります。
2014/07/11 21:14
ありがとう…さようなら
今日で大井トゥインクル開催が終了
そして本日を最後に…大井競馬場を長らく支えた、2号スタンドが取り壊し工事に入ります
自分は座る事なく動き回る観戦スタイルなので、最近の2号スタンドには縁がありませんが、幼少時代には親父やジイチャンと座って観戦した記憶があります
どう様変わりするかは定かではありませんが、あの小汚さが…地方競馬らしくて良かったんですがねぇ
スタンドは元より、長らくファンの胃袋を満たしてきたB級グルメ店も閉店となります
いつからか名物となり、交流G1にもなれば…たかがモツ串の為にそこまで並ぶかと思う程の行列カラーコーンを並べ…オバチャンが
『ここが最後尾ですよ!』
と叫んだり。ただ串にモツが刺さってるだけ……だけど、これがウマイ
自分は冬場の『すじ煮込み』も好き今日の馬券など、一言二言を喋ると…「頑張ってき!」と背中を押してくれる言葉と、煮込みの暖かさが身に染みた
タバコの自販の程近くにある、明治屋さんのサワーも思い出
自他共に認める酒の弱さの俺には…あの気まぐれの濃さで作るサワーはたまらない(笑)
チャラ男の時もあれば、ネエチャンの時もあったなぁ
しかし自分の大井競馬場の原点は焼きウインナーに他ならない□
大井デビュー当初は第一仲商店の焼きウインナーを目指して、親父に頼み馬券を買っていた。何が珍しいワケじゃない…ウインナーが串に刺さり焼かれているだけである
しかしあの雰囲気とニオイに、子供心をくすぐられた
何かにつけ親父は『当たったらな』が口癖考えてみりゃ当時は150円である……馬券を買う人間が払えないワケがない(笑)
なかなか当たらない親父に愛想を尽かし、懐かしき「帽子を被った」赤鉛筆でマークする。買うのは決まって…いしざきさん・まとばさん□からの馬連
当たったとしても、金はすべて親父の懐
焼きウインナーの焼き加減はまさに「ウェルダン」…焦げた皮がパカッと割れてカリカリになるそこに真っ赤の容器に入ったケチャップと、真っ黄色の容器のカラシを塗る…
成人男性がフルに元気になったとしても、あの長さにはならない(シモ)とにかく大井の焼きウインナーは長い…
横の大判焼きも捨てがたい。
ゴボウやキャベツが入ったさつま揚げ。醤油にくぐらせて食べる…不思議と大井のハトは大判焼きが好きです(囲まれて号泣しました)
時を経て、今では自分でバスに乗り競馬場に行く焼きウインナーも疎遠になりました
昨年一度食べたのですが、かつての焦げて割れた皮では無くなったのが残念しかし相変わらずの大きさでした
20年も経てば大井も変わった
しかし変わらなかったのは…的場文男と昔馴染みの店
なんかしんみりしてますよ…本当にね
石崎隆之・的場文男の引退で俺の競馬人生は区切りが付くと思っていますが、大井の焼きウインナーが無くなるのもかなりショック…
親父は「どっかでやるだろよ」と言いますがね□確かに、モツ串の損失は痛いですからね(笑)
これを記念にと、スーパーで業務用のフランクフルトを購入
あの…あの時の焼きウインナーを自分なりに再現
難しかった
不思議とね
台所のニオイが第一仲商店でしたよ(笑)
そして2号スタンド最後の日…的場さん8、9、メインと3連勝。メインのマルカンパンサーは高橋三郎さんの管理馬
迎えた最終レース。今日は一鞍騎乗の石崎さんがモンテチェルビーノで差し切り勝ち
TVで泣いたのは久々(笑)
あの頃の懐かしい想い出まで再現させてくれましたね
「2号スタンドも取り壊しか…」
「石崎…たまにはヤル気出してみろよ」
「お前が連勝でもしたら本気出してやる。まぁ無理だな」
「言ったな?やるぞ」
「勝手にどうぞ……フッ」
「フッ…」
↑多大なる妄想ですが、こんな会話してたなら嬉しいなぁ
大井競馬場を支えた2号スタンド、並びに各店舗のスタッフの方々…長い間本当にありがとうございました
あと的場さん・石崎さんもありがとう(笑)