Ｍｒ・ＴＣＫの『サンタアニタトロフィー』全馬分析

馬場状態は外差しも決まりやすく、重賞らしく手に汗握るゴール前が期待出来そう。それにしても１４頭が重賞勝ち馬…逃げる馬を見つけるだけで苦労しそう(笑)

では分析


1-01 フォーティファイド
昨年春に狂い咲きするも、秋以降勢いを欠く。今年も金盃を差し切ったがこれをピークに転げ落ちる現状。年齢的なモノか最近は行き脚が付かず内容が悪い…大きい期待は出来ない

1-02 セイントメモリー
長らく南関Aクラスを暖めていた馬が昨年開花し、最優秀短距離馬に躍進した事には驚いた。しかし更なる飛躍を期待された今年の３戦は何れも本来の姿に無い敗戦。前走をキッカケにしたいが、年齢的に下降線に入ったとも見受けられるだけに、ここは正念場

2-03 ガンマーバースト
昨年はトライアルをハシゴする暴挙に出て…落胆するも、裏を返せば重賞連勝は力ある証拠。嘘のように惨敗した今春に比べ、前走は久々に見所があっただけに再び上昇があれば怖い

2-04 キスミープリンス
３歳時から浦和を背負って立つ存在と言われながら、パンチ力が無く前々走の勝利が２年半ぶり。果敢に挑んだ帝王賞は相手が強く度外視は可能…とは言え負け方が酷く、状態面がマトモかどうかが不安

3-05 トーセンアドミラル
力発揮なら今の南関A１では随一の実力馬と評価していて、難点は追って味が無い馬で…とにかくスタートからの位置だけで結果が変わる事。今回は先行馬が多いだけに、いかにスムースに先行出来るかが鍵

3-06 ゴーディー
一昨年このレースを快勝。当時は勢いがあり、マイル路線の主役になるも怪我で一年以上を棒に振る。復帰後は極度の不振でA２に降級するも…前走突如として圧勝。ただこれは、ヤネが馬場とペースを絶妙に計った事が勝因で、完全復活と言えるかは相手が上がるここが試金石

4-07 ソルテ
昨年のクラシック四天王の一角を占め、マイルに路線を変えてからは安定した戦績を続ける。しかし昨年から変わらないオール３のパンチ力不足は、重賞４連続２着からも見て取れる。今回も崩れなくともアタマに乗るかは微妙

4-08 ピエールタイガー
一時期は短距離路線を牽引する馬となるも、最近は粘りに翳りが見えている。まぁ…必ずどこかで穴を開けるとは思えますが、今回は明らかに叩き台だけに様子見

5-09 ツルオカオウジ
生え抜きのA１も７歳を迎え、やはり往年の根性は見られなくなった。重賞では何か助けが必要と思え、その点今のこの馬に内回りマイルはプラス。ただ乗り難しい馬で…テン乗りのヤネが積極的な競馬を出来るかどうか

5-10 グランディオーソ
川崎生え抜き馬で、１５戦して全て３着以内とゆう安定感…更に昨年６月から７連勝中と勢いに乗る。昨年の時計から前走は３秒も詰めており、確かに相手は重賞勝ち馬ばかりで胸を借りる立場ながら…一気の突破も考えられる存在

6-11 ジェネラルグラント
昨年のクラシック四天王の１頭ながら無冠に終わるも、フジノウェーブ記念勝ちなど短距離路線で変わり身を見せた。ベストはセンヨンからマイルと思え、今回は放牧明けになるが…素質からも、ここで惨敗するようなら、中央馬に肉薄するのは夢のまた夢

6-12 ジョーメテオ
脚質からも浦和川崎や、大井内回りがベストの馬であり、一瞬の脚を活かし力発揮ならば南関重賞のここでは筆頭格。先行馬が揃い、展開も向くと言えるが…どうにも前走が負けすぎな感があり、一気の変わり身を期待してアタマから行くのは危険かもしれない

7-13 ミヤサンキューティ
ベストはセンニながらシンデレラマイルを制覇しているように、この舞台をこなせない訳ではない。ただ当時は不良馬場もあり、相手も格段に違う上…一時期の勢いを欠く今勝ち負けは疑問

7-14 アルゴリズム
転入初戦の東京スプリントで波乱を演出し、続く平場では骨っぽいA１馬を相手にしなかった。遠征を叩いての今回、問題は久々のマイル戦でセンニと同じ芸当が可能かどうかで、意味合いが変わるコースだけに…案外の可能性もある

8-15 パワーストラグル
転入初戦の勝島王冠では、交流重賞覇者の力を見せるも…その後がサッパリ。脚元に不安もあり大幅な変わり身は期待出来ない

8-16 サトノタイガー
中央時代は芝で実績を積み、やや疑問を持った転入も…スピードを活かした先行力を武器に川崎マイラーズを制覇。追いすがる後続を翻弄し更に突き放し、レコードを叩き出した内容は評価出来る。逃げ一手とは思えないだけに融通も効くはずで、あとは大外枠と初の大井が鍵


予想は明日