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2014/08/11 21:11
大井の名馬(ツルオカオウジ〜生え抜きの根性〜)
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『いや〜毎日暑いですね』
『そんな時は』
『大井競馬場で生ビールですね』
『……高いよね』
『大井競馬を愛する人の台詞ですか?今回の大井の名馬は?』
『現役馬なんだけどね黒潮盃での良い思い出も踏まえて』
2010年のクラシックマカニビスティーを中心に、シーズザゴールド、マグニフィカ、ブンブイチドウ、ジーエスライカーなど個性派が集まった年□
そんなクラシックシーズン…自分が注目したのはドラゴンキラリ
この年の5月に引退した桑島孝春にとって最後の相棒となり、彼をヤネにハイセイコー記念・京浜盃と重賞に挑戦するも惜敗2着ばかりを量産し…勝ち身の遅さが逆に魅力を感じました
真島に乗り替わりクラシックに向かうも、やはり一足が足りず…馬券圏内には入れず終い
京浜盃から狙い続け、迎えた黒潮盃は明らかに相手弱化で…これが最後のつもりで◎を打つ
ジリ脚ながら確実に伸びる馬…センハチはベスト
4コーナーで真島がマクり、直線で一気に抜け出す。これで勝ちを確信初のタイトルは目前と思いきや…
最内からツルオカオウジが伸びて来る
今だに忘れないが…ここで真島が叩き合いに持ち込む□そのまま突き抜ければ良いモノを…勝てない馬をあえて叩き合いに持ち込ませるとは
並々ならぬ根性を見せ、ドラゴンキラリを差し返すツルオカオウジ黒潮盃を制覇。
その後、スターダムにのしあがるツルオカオウジと…A2を長らく暖めたドラゴンキラリの明暗を分けた形
三連複は的中も、馬単が手から離れた自分も落胆(笑)
ツルオカオウジメイセイオペラが居るバリバリの地方血統
大井生え抜きとして期待されるも、接戦に強い負けん気の強いタイプの反面…折り合い付きづらく、乗り難しいタイプでしたそれだけに、主戦の町田にはピッタリの馬
黒潮盃後もA1特別を勝ち、重賞戦線へも駆り出します
金盃や大井記念では古豪相手に僅差の競馬勝ち切れないながらも、常に全力を見せる走りはファンを魅了
暮れには大賞典にも参加しますが、その後長期休養…3戦を消化し再び戦線離脱
6歳になりツルオカオウジの走りは本来の姿ではなくなりました
着順こそ上位に食い込むも、早め先頭から流れ込むとゆう競馬は…かつて見せた、並んだら食らい付くとゆう姿とは程遠く同時にあれだけ折り合い難だった馬がピッタリ折り合うようになってしまった
しかし4年前には当たり前だった生え抜きのA1も…今や数える程しかおらず□大半が他地区や中央からの転入馬
そんな中、大井生え抜きとして…未だに第一線に駆り出すツルオカオウジ自然に心動かされる
先日のサンタアニタトロフィーでもテン乗りのヤネで、後ろから猛然と追い上げて来ました正直、重賞での勝ち負けは疑問ですが…相手次第ではまだ勝ち負けは可能
応援馬券は絶対に買わない主義…しかし
もう1度だけでも、ツルオカオウジが勝つ所を見てみたい気持ちがあるのは確かです□
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『ドラゴンキラリの話するから…船橋馬じゃねーか!ってツッコむとこでしたよ(笑)』
『あの黒潮盃こそツルオカオウジの真骨頂だったね普通なら差し返せないよ』
『でもチョーノさんは…』
『真島!真島!ってね(笑)』