名馬会スペシャル〜みんなで救え！栗毛の三冠馬〜２

１階でオルフェーヴルが暴れてるとは知らず。この２頭は…



□□ □

『んん…ついにこの日が来たか…』
『宝塚記念、有馬記念、凱旋門賞２着…』

『んん…全てキミより上じゃな□』
『ふん現在の記録と比べないで頂きたい！私は何もかもが史上初なのです…最近の馬とは格が違う』

『んん…ならば「会長を越えろ」とゆうのは日本競馬の…永遠の目標じゃろ』
『とっくに私が越えてしまいましたがな』
『んん…ワシは名馬会会長じゃぞハゲ』


とんとん


『入れ』

『副会長〜〜〜』
『ブライアン今さら貴様の面接などせんぞバカめ！』
『侵入者が…栗毛のチンピラが社内を壊してるんですよ〜』

『んん…きんぴら？ワシは歯が弱いからのぅ…ゴボウは苦手じゃ』
『会長！！チンピラですチンピラ！』
『んん…ならばサクラ組を呼ぶんじゃ…暴力沙汰なら本職じゃ』

『それがショウ会との抗争が勃発したらしく…今は来れないと』

『ブライアンこっちに来るわよ』
『よしグルーヴ部長！会長をどこか遠くの場所に』

『…いっそ天界に送ってしまえ！』
『んん…聞こえるように言うな…確かオルヘーブルは栗毛では…』


バゴォ〜〜〜〜ン！！


『きぃや〜〜〜』
『あんらぁ〜〜〜』



□ □□□

『…派手な登場だな』
『んん…一撃でG1馬２頭を吹き飛ばすとは…さすがじゃ』


『…テメェらが１番偉ぇヤツらか？』


『んん…キミがオル…へーブルじゃな』
『おいオルフェーヴルだぞ！間違えんな』

『貴様！会長に向かってなんと言う口を』
『てめぇ誰だよハゲ頭』

『フフッ…聞いて驚くな！私は日本競馬史上初の七冠馬となり…』
『長いしょ？その話…スルーで』
『くぅ…』

『んん…履歴書を見たが…素晴らしい戦績じゃなディープインパクト君くらいじゃ』
『私こそが日本競馬界唯一の…』
『あたりめーだろ！俺は世界一なんだからな』

『喋らせんか！！…ならばなぜ凱旋門賞で負けたのだ』

『一年目はソレミアって子が凄ぇタイプでさトレヴちゃんのケツに見とれてたらゴールだった…。フランス牝馬ってさグラマーなんだぜ』

『んん…グルーヴちゃんも…昔は凄かったんじゃモンじゃ』

『趣味・特技…背負い投げ、タックルだと？』


『あぁ〜池添って騎手が居てさ。俺に跨がってたヤツ…ムカついた時はいつも投げてたんだよ』

『んん…では単刀直入に聞くが…名馬会で望む事はなんじゃ』

『まぁ適当に働いて？良い牝馬と知り合って？ウマイ酒飲んで…夜は種付けかな』

『ロジユニヴァースと言い、貴様と言い…最近の新馬はバカばかりだ…』
『ロジ？』
『ダービー馬のくせに面接以来１度も出社してないバカ馬だ』


『んん…よかろう。入会じゃ』
『会長こんなヤツを』
『んん…その代わり特別研修を命ずる。社内と近隣の地域の方々に…キミ１頭で挨拶して来るんじゃ…』

『くっだらねーそれで終わりだな？』
『んん…約束しよう。まずクラシック部門からじゃ…行って来なさい』

『はいはい。ウゼー』



□

『んん…ワシじゃ。「居酒屋 野山」のアンバーシャダイ君に繋いでくれんかのぅ…緊急要請じゃ』


名馬会を揺るがす新会員オルフェーヴル。会長の策とは！？続く