名馬会スペシャル〜みんなで救え！栗毛の三冠馬〜６

名馬会を飛び出し、近隣の馬と交流を始めたオルフェーヴルだが…


『ったくよ…いつまでこんな事やらすんだよ…ん？』


□ □

『待てこらぁ〜〜！！万引き〜！』
『へへーーい♪キムチ頂き〜』

『けっ…オッサンが万引きかよ』

『はぁはぁ…栗毛のキミ！アイツを捕まえてくれ…』
『だらしねーなオッサンよ』
『あら！オルフェーヴルじゃないか！こりゃ頼もしい。アイツはツインターボって言ってな〜万引きの常習なんだ』

『わーたわーた捕まえりゃ良いんだろ…』


５分後

□□

『あいよ』
『ありがとう！』
『な…なんでオルフェーヴルが！？こんなハズじゃ…』

『このオッサン２２００m過ぎたらバテてやんの…』

『お詫びにウチの漬物をあげるよ♪「三角印」って店やってるから。俺は店長のランニングフリーだよ』

『知らね』
『カミノクレッセやマチカネタンホイザも働いてるんだぞ』
『そんな懐メロ知らねーってんだじゃあな』

□


『くっさ…漬物なんか貰ってどーすんだよ。さっさと次の店に…ん？』


□□□

『だから名馬会はこっちやボケ！』
『バカだなポイント右に曲がるんだべよ』
『違うってんだオメェらは！』

『なぁ…ジイサン達名馬会に行くのか？』

『おう若いの！あんれ？あの有名な馬やろ？』
『サッカーボーイか？』
『メリーナイスじゃねーの？』

『オルフェーヴルだわ！名馬会はあの信号を曲がって、右に直進。』
『ほれ見ろポイント右だべや！』

『アンタら名馬会に何の用事あんだ？』

『俺の息子のシービーに会いにな♪』
『シービーってあのクラシック部門のオッサンか！？アンタいくつだよ…』

『道案内の御礼に俺らのＣＤやっからよ！ほれ』
『いらねーよ。てか歌手なの？』

『「ＴＴＧ」ってなぁ〜昔はアイドルで売れてたんだぞ？「俺たち３強だい」って知らねーか？』
『歌ってやんよ』

『♪１番上はポイント♪』
『１番下はグラス♪』
『間に挟まれボーイ♪俺たち…』

『ごめん知らないわ』



□

『万引きにジジイトリオ…意味が解らね……だぁぁ〜！』


きぃ〜〜〜っ！


『危ねぇなお前！！』
『テメェこそ何で、わざわざ左に曲がってくんだよ』

『仕方無ぇんだよ！これ読んでみろ』

『何ぃ？…「府中の荷物はお任せください。常に左回りで迅速にお届けします」トニー便？』

『社訓だからよ！あれ？お前オルフェーヴル？』
『まぁ…』
『会長によろしくな〜〜左回り〜♪』

『バカな運送業だ…』


その後もオルフェーヴルは歩いた…そして様々な馬と出会い、触れ合って行った…(割愛)


□


『…』
『ウマイ蕎麦が食いたかったら！タバコは吸わないでくれねーか！さもねーと…このマティリアルが…』
『わかったよ！』

店内は厳しいルールがありながら、カップそばが出てくる『鬼脚庵』




『ん〜疲れてんだよね今』
『精力付けたいなら…おーいノボトゥルー♪「かきつばた」と「クラスター」を処方して』
『かしこまりました〜』

世界の漢方薬を処方し、あらゆる病を直す。漢方専門店「百戦錬磨」




『マジ…あんなババアが好きなの？』
『グルーヴハ、セカイイチウツクシイネ！バカニシスルナ』
『はいはい…なんか伝えといてやろうか？』
『…タネツケサセテッテ』
『コイツきも…』

『テンチョー！テツダッテヨ』
『シャラープ！エリシオ！』

エアグルーヴをこよなく愛する店主が営む「グリル・ピルサド」


一つ一つの出会いは…少しずつでもオルフェーヴルを変えていった。気付けば夜も更けて行く…



□

『おい…もう夜じゃねーかよ…ＳＵＮＤＡＹってどこだ？あのネエチャンに聞いてみるか…』

□□←(あっ)


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