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2014/12/26 21:27
大賞典を沸かせた中央馬(不屈の雷神)
奇跡の復活なんてのは、滅多に起こることはありません。
なんて冷たい事を(笑)
しかし競馬界において、オグリキャップやトウカイテイオー等が起こした復活は皆の脳裏に焼き付き…だからこそ復活を信じて声援を送る。起こらない奇跡は無いと
近年、奇跡の復活と言えばこの馬も挙げられます
カネヒキリ
3歳でダート王になったカネヒキリでしたが、帝王賞でのアジュディミツオーとの死闘の後に…屈腱炎を発症。芝馬に比べカムバックは容易と思われるダート競馬…しかし怪我自体は同じだし、再び力を発揮出来る馬は同じように少ない
カネヒキリの症状は普通なら即引退になる程の重症…しかしそこはダート馬(--;)
ディープインパクトが悠々自適な生活を送る中、砂のディープは2年を棒に降りながら復帰を目指しました
1度は復帰の目処が立つも再び離脱…手術を乗り越えて08年に復帰。これだけでも賛辞を贈りたいのに…2戦目にジャパンカップダートを勝つ奇跡を起こす
この復活の価値はとんでもなく大きいと思う
復活したカネヒキリが次に狙うは、全盛期に参戦出来なかった大賞典。カネヒキリ不在の間ダート王に君臨したヴァーミリアンに、新鋭サクセスブロッケン、帝王賞・かしわ勝ちのボンネビルレコード、一昨年の覇者ブルーコンコルドにフリオーソ
僅か10頭ながら…少なめでも味絶品の料理と言った面子
レース自体も空前の内容。淀み無い流れが続き、有力馬がピッチを上げていく消耗戦(^-^)
レース後に的場文男が
「上がりが速すぎた」
と言ったように、全盛期のボンネビルレコードすら直線ではアタフタ…。そんな中で抜け出したのはヴァーミリアン、カネヒキリ、サクセスブロッケンの3頭
及川サトルは叫んだ
「3頭とも、みんな頑張れ頑張れ!」
運動会のアナウンスじゃないか…。しかし3頭の叩き合いに言葉はいらなかった
最後はカネヒキリとヴァーミリアンが並んでゴールイン。クビだけカネヒキリが勝る
レースの上がり35,4。屈腱炎から復帰した馬が繰り出した時計
その後も若馬の壁のように走り続けたカネヒキリ…再び屈腱炎を発症するも、帝王賞で復帰。大井競馬場がカネヒキリ出走の為に規定すら変えてしまう…本当に奇跡から奇跡を生んだ馬
嫌いになった事は1度も無い馬でした(笑)