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2015/02/21 21:28
無事に終わりました
2月19日に、親父の葬儀が無事に終わりました。
亡くなる前日、何日か前から寝ている時間が長くなっていた親父…よく会話をしていたキズナとハープスターの対決も観てないだろうなと思っていました
「ただいま。キズナ負けちゃったな」
と聞いてみると
「キズナ…休み明けだからな…よく走ったな」
「おぉ観てたのか(笑)」
「…ハーブ……ハーブ」
「あぁ!?なに?」
「ハーブ…デカい事…デカい事言い過ぎだ…」
携帯すら握れなくなっていましたが、何とかワンセグを使い競馬中継を観戦していた様子。
翌日は、なぜだか朝の挨拶もせず、互いに目も合わせませんでした。意識したのか…何なのか、会話は母とばかり
結果的には俺との会話は前日の、競馬が最後でした
この日の仕事終わりに、親父に新聞を買うためにコンビニへ。訪問医が診療する日と母の休日とゆう事もありまして、安心して買い物をしていました
何とコンビニのレジで訃報を知る事に(笑)
家に帰ると、まるで顔付きの変わった親父が居ました
何日かで一気に衰弱した変わり果てた姿を、息子に見せたくなかったのか…今思えば朝は、見せたくないし見たくもない…そんな意味もあったのかな
葬儀は家から出たくないとゆう本人の希望。家族葬ながら、狭い我が家に大量の人が集結(笑)
経済的な面から、全てのムダを取り除いた質素な葬儀。事情があり戒名も坊主も居ない(笑)
喪主の俺は、親族で一番いい加減な人間が死んだのだから笑顔でテキトーに送ってくれと挨拶
正直言えば、もらい泣きが怖かったから(笑)
「笑ってる写真はスナックのネエチャンとしかない」
「どう見てもミイラだよね」
「タバコ吸わせたら口が開いてった」
「オムツ履いたままだから、汚いよ?」
と、そのつど不謹慎ながら笑いを交えていきました(^ω^)
出棺の際に叔父さんが俺を呼ぶ
「これ…入れてやれ…」
何かと思えば、南関のマークシート(^-^)実は俺が用意したのは中央のだから助かりました(笑)
スポーツ新聞の競馬欄と、赤鉛筆。
「今日は浦和だぞ?ナイターじゃないからな(笑)」
見渡せば、弔問客、葬儀屋みんなが笑顔(^ω^)
オムツのまま出棺したので、パンツを入れたり、幼い甥っ子は棺に入ろうとするし。皆が爆笑の折、出棺
火葬され荼毘に付された親父。肺気腫を患い、先日まで入院するなどコンディションは決して良くなく、半ば意地だけで参列した叔父さん
「俺のが先だと思ったけどな」
「二人で4コーナーだったのにね。直線一気だったね(笑)」
「一気で行かれちまったよ(笑)」
「長生きしてよ?まだまだ4コーナーで」
「もう残り百よ(笑)」
男は涙を見せるなと、ガキの頃から言われていました。
こんなに笑顔の葬式…親父だからこそ
少しの寂しさもありませんよ(^_^)
俺の役目は、これからも親父に教わった様々な事を継承する事。
大好きだった大井競馬場にも、通い続けます
ジイチャン、バアチャンに続いて大井で空を見上げる理由が出来ましたかね(笑)
65年の太く短い人生だったと思います
コメントを頂いた皆様ありがとうございました