Mr.TCKの「フジノウェーブ記念」全馬分析

馬場状態は不良ながら、外差しも決まり極端な馬場傾向は無さそう。人気馬が展開の鍵を握り、前残りか一気の差し切りか結果は両極端になると考える

では分析


１ ミラーコロ
川崎でデビュー以来、２年半で１６勝を挙げる活躍。しかし１月に制した大師オープンなど面子に恵まれた際には通用するが、真の重賞の面子が揃うと勝負にならず…正直底が見えた感は否めない。内枠を利してどこまで戦えるか

２ ピエールタイガー
韓国遠征から、的場文男を新パートナーとし最近は抑える競馬も可能になったのは好感。しかし重賞で勝ち負けを繰り返していた時期に比べ、常識に問われない型破りな所が鳴りを潜めたのは不満な所。勝ち負けにはもう一押しが必要

３ ジョーメテオ
最近は中央や他地区遠征が目立ち、生き盛んな走りをしているが…昨年ベスト舞台のサンタアニタでの内容に若干の衰えを感じた。暮れの走りなど南関重賞ならばまだまだ見限れない印象ですが、頭数や展開に恵まれたのは確か。多頭数の今回は捲り切れる脚があるか微妙なトコ

４ アルゴリズム
中央からの転入初戦でいきなり豪脚を披露し、その後の活躍から重賞勝ちは時間の問題と感じるも…アフター５で不可解な惨敗。ポン駆けタイプかもしれないが、昨春の状態にあるかは疑問

５ エベレストオー
かつては大井で活躍し、中央でオープンまで出世。再び大井に帰って来るも…平場でも掲示板が関の山の内容は不満。更なる相手強化で期待は薄い

６ ジェネラルグラント
クラシックでは無冠に終わるも素質を買われた存在で、昨年このレースを制した時は開花したかと感じるも…その後はサッパリ。しかし前走は久々に内容があり、昨年制した舞台で真価が問われる

７ コアレスピューマ
出走取消

８ サトノデートナ
最近は直線での切れ味が板に付き、揉まれ弱さを感じていたが内枠の前走もシッカリ伸びていたのは好感。多頭数だけにいかに捌けるかが課題ですが、テン乗りのヤネに期待も懸かる

９ ヤサカファイン
この馬が無事なら、フジノウェーブの引退は早まったのではないかと思っている。あの矢のように伸びる脚は使えずジリ脚…怪我は元より今年９歳のヤサカファインに勝ち負けを期待するのは可哀想

１０ リアライズリンクス
現在飛ぶ鳥を落とす勢いで連勝しており、前走のウインターSPでも初の大井や外枠を克復しての勝利は価値がある。しかしスピードの割にテンが鈍く、揉まれてしまえばパーになる可能性があり…とにかくハナに立てるかが鍵。今回は浦和で降した面子が目立ち、間髪入れずに飛ばして、再びこの面子を完封するようなら交流重賞でも楽しみな馬

１１ セイントメモリー
一昨年のTCK大賞を受賞し、昨年も一時の不振から立ち直り健在ぶりを示した。さすがに年齢的に次から次へ連勝するのは厳しくなっていて、昨年は大井のマイル戦のみの勝ち鞍に留まった。最近は叩いて良化する傾向だけに、初戦のここで力発揮が出来るかは微妙

１２ カネトシディオス
中央オープンを張った力は認めるが、砂経験が１度も無く…明らかに下り坂の転入となれば買う材料が無い

１３ トシギャングスター
昨年の転入以来、好走したのは２度でいずれも面子に恵まれていて重賞級の相手には通用していない。ようやく順調には使えてはいるも、勝ち負けまでの期待は少ない

１４ デュアルスウォード
中央時代の実績を考えれば、転入後の内容は不満。攻め馬からも復調に戸惑っている印象で…大幅に変わってくるのは先になりそう

１５ ナイキマドリード
船橋記念４連覇の偉業を成し遂げ、早々と定年延長を決め、古豪健在をアピール。しかし昨年も船橋記念以外に見所が無く活躍の場が限られてるのは確かで、特殊な船橋1000m意外ではバリバリの面子と渡り合えるかは疑問。全盛期から実績の無い大井も割引

１６ ソルテ
昨年のこのレースを含めて重賞４連続２着と不名誉な戦績で、３歳時から続くパンチ不足が課題。平場だけなら３勝を挙げるオープン大将の印象もある。昨年より鮮やかな初戦勝ちを決めたものの、不利な大外枠を含めて勝ち切れるかは疑問

予想は明日