Mr.TCKの「東京スプリント」全馬分析

２日間を終えて、多少の変化はありますが差しの決まりやすい馬場。２日目の今日はオーバーペースになるレースが目立ち、一概に差し有利と考えるのも危険ですが…。気温の変化もあり馬場読みも難しいですね

では分析

１ピエールタイガー
短距離界を支えて来た同馬も７歳で、最近のレースぶりから全盛期に見せた激しい気性が鳴りを潜め…逃げて捕まり、差して届かずの連続。南関馬に勝てない現状では厳しい

２シゲルカガ
前走が兵庫ジュニア以来のダート戦で、それを勝利したのだから適性があるのは確か。枠順から先手を取る形になるかとは思いますが…重賞勝ち馬が揃っている一線級の面子を相手に同じ競馬が出来るかは微妙な所

３ジェイフォース
地元での成績はともかく、格段にレベルの上がる中央勢相手では苦戦必至

４アイディンパワー
モッサリ型ながら切れ者で昨年このレース４着や、東京盃にクラスターカップと中央勢相手に掲示板を確保する実力馬、しかしいずれも無欲の着狙いばかりで加えて今回は休み明け。臨戦過程が違う今年は、昨年以上を期待するのは厳しい

５ゴーディー
不振から立ち直り充実した１年と言えた昨年。寒い時期は苦手だけに春始動の形で、的場文男が騎乗した昨年からかつての逃げ１本の脚質に自在性が増したのは好感。ただ先行力がある反面、勝ち切るパンチ力に欠ける馬で…南関馬はともかく中央馬相手に勝負出来るかと言えば疑問

６カネトシディオス
中央時代、芝のみを走っており…転入初戦の内容からも一変は難しい

７ダノンレジェンド
低評価を覆すカペラＳから、前走は初の地方遠征ながら器用さを活かしての重賞連勝で勢いに乗る。逃げて差すかのような圧巻の走りは充実ぶりを感じ、怖いもの無しの現状は強み。連勝中で斤量減も明らかに有利で、あとは大井センニは高知とは求められるものが違う舞台で、今回どんなレースをするか注目

８グレープブランデー
４年前にJDDを制して以来の大井。最近の内容からは、骨折を経て不振にあえいだ時期からは少しずつでも持ち上がった印象は受けるが、今回はデビュー以来初のセンニの舞台…実績馬が距離短縮で開花するケースはありますが、追走手一杯になる心配もあり…どっちに転ぶかは判断し難い

９アルゴリズム
昨年は転入初戦のこのレースで波乱を演出し、その後の内容から楽しみな存在になるも秋を前に離脱。良くも悪くも意外性があり、復帰初戦の前走はラスト息切れも４角を馬なりで捲るなど、らしさを見せており…昨年の再現までとは言わずも、1度使った今回は上積みが期待出来るはず

10ジョーメテオ
９歳を迎えながら他地区遠征にも繰り出し、意気盛ん。転入当初から脚が続かない小回り向きのタイプではありますが、最近は年齢的な衰えを感じ…好走は少頭数のレースばかりで多頭数を捲り切る競馬が出来ていない。下り坂の状態で、大井外回りに強力中央勢が相手では厳しい

11サトノタイガー
センニがベストとは思えずもスピード能力だけなら南関随一の存在で、JBCや中央遠征の結果からも実証済み。逃げの手も考えられるが、中央馬相手に強引な競馬は通用せず、正攻法で勝ち負けするにはあらゆる面で恩恵が無いと難しいのは確か。とは言え南関を背負っての出走だけに完全燃焼するのみ
　　
12コアレスピューマ
南関重賞でも通用しなくなった１１歳馬に期待するのは可哀想

13ノーザンリバー
昨年の勝ちっぷりや、東京盃の印象から短距離を席巻するのではと感じたが…左回りでのレース内容や小回りでの器用さに欠け、全国区で連勝するには至らず。前走は中央場所とは言え全くの惨敗で、勢いあった昨年とは状況が違い…重賞２勝の大井コースで正念場と言える

14ドリームバレンチノ
かつて芝短距離を賑わせた時期を経て、今や交流重賞の常連。一昨年の金沢JBCの頃は生粋の砂馬と渡り合えるかは微妙の評価でしたが、今や力のいる大井や盛岡でも好走していて杞憂に終わった。現在まで地方では連対を外しておらず、前走より一キロでも斤量が減るのは魅力、大井コースで逆転を目指したい所


予想は明日