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2017/06/19 20:08
松若風馬騎手に「『サンライズ』冠馬主」が
松若風馬騎手に「『サンライズ』冠馬主」がブチ切れ!?「絶縁」宣言
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松若風馬騎手だがどうやら大きな雷が落ちたようだ。18日の東京競馬のメイン・ユニコーンS(G3)に出走する有力馬の1頭サンライズノヴァは、ここ5戦すべてで松若騎手が騎乗しているいわば「お手馬」である。しかし、今回の鞍上は戸崎圭太騎手。若手の松若騎手からすれば格上の騎手であり、陣営も重賞挑戦とあって"鞍上強化"を図ったのかと思われていたが、どうやらそれだけではないようだ。「関係者の話によると、今回の乗り替わりはオーナーの一存で決まったそうです。サンライズノヴァを管理する音無先生からしても、所属騎手で弟子の松若騎手にチャンスをあげたかったようですが、サンライズ軍団の松岡オーナーが断固として拒否したとのこと。それも今後、松若騎手を所有馬に一切乗せないという、いわば『絶縁』宣言......相当、怒っていたようですね」(競馬記者)事の発端はサンライズノヴァの前走・鳳雛S(OP)での松若騎手の騎乗にあったようだ。
このレース、抜けた1番人気だったサンライズノヴァは道中2番手から最後の直線でいったんは先頭に立ったものの、最後に力尽きて4着に敗れている。結果は最下位人気のローズプリンスダムが勝ち、2着もブービー人気のリヴェルディと大波乱だった。
ただ多くの場合、波乱が起こるにはそれなりの理由がある。この鳳雛Sの場合、波乱の原因となったのが、まさに松若騎手の"強気が過ぎた騎乗"にあった。1枠1番の本命馬ということもあって馬群に包まれたくなかったのか、いつにも増して積極的にポジションを獲りに行ったサンライズノヴァと松若騎手。そこに外から逃げる予定だったメイショウラケーテがハナを奪いに行くが、サンライズノヴァが内で抵抗する。結局、馬群が落ち着いたのは1コーナーに入ってから。スタートから2ハロン目のラップは11.1秒を記録した。これは芝のスプリント戦並みの激しいペースであり、鳳雛Sはダートの1800m、それも3歳限定戦だ。これでは「暴走」といわれても仕方がない。その結果、ハナを奪ったメイショウラケーテは最後の直線の前に手応えを失い、最下位に大敗。2番手から最後の直線で後続馬たちの強襲に遭ったサンライズノヴァも、厳しいペースを最後まで抵抗したが4着に敗れた。
レース後、勝ったローズプリンスダムに騎乗していた小牧太騎手が「あまり先行しなくて正解でした」とコメントすれば、その一方で松若騎手は「スタート良く、いいポジションを取れました。ただ、今日は展開が向きませんでした」とコメント。
その展開を作ったのが、まさに松若騎手本人だっただけに、陣営としても煮え切らない思いがあったのだろう。ただレースを見守ることしかできなかったオーナーの松岡隆雄氏からすれば、納得いかない気持ちがあったのは想像に難しくはない。実際に今回のユニコーンSに向け、インタビューを受けた音無秀孝調教師も鳳雛Sについて「松若騎手は前で競馬がしたかったのだろうなという乗り方でしたが、それが2番手でハイペースに巻き込まれて上がりの掛かる競馬にしてしまいました」と松若騎手が乱ペースの原因となったことを示唆。さらにサンライズノヴァが、これまで差す競馬で実績を残してきたことにも触れ「元々、差す競馬をする馬ですから、行かなければいいのに行ってしまったから......先行馬総崩れで後ろの馬に差されてしまった」と、今回ばかりは弟子を庇い切れないといった様子だった。この結果を受けて松岡オーナーは、サンライズノヴァの主戦降板を決定。それだけではなく、松若騎手の今後の起用も見送る方針打ち出したという。実際、今月3日を最後に松若騎手は松岡オーナーの所有馬に騎乗できていない。「4日の安田記念に出走したサンライズメジャーも前走は松若騎手でしたが、本番は池添謙一騎手でしたね。他にもコンスタントに起用されていただけに、松若騎手にとっては結構な痛手だと思いますよ。実はサンライズノヴァはサンライズ軍団唯一JRAでG1を勝ったサンライズバッカスの甥ということもあって、オーナーも相当期待していたそうです。ユニコーンSにはもう一頭、サンライズソアという馬が出走し、そちらの方が人気していますが、オーナーの期待は"ノヴァ"の方にあるそうです」賞金的には、未だ500万下を勝っただけのサンライズノヴァだが、音無調教師はここで賞金を加算してジャパンダートダービー(G1)の出走を目論んでいるようだ。最終追い切りでも宝塚記念(G1)への出走が予定されているミッキーロケットを相手に先着と、今回は抽選を突破しての出走となるが、馬券的にも侮ると痛い目を見るのかもしれない。また今週の松若騎手は阪神で騎乗。やはり松岡オーナーの所有馬には騎乗できていないようだ。
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