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2017/07/21 20:23
函館2歳Sには出るな?歴代勝ち馬の末路か
函館2歳Sには出るな?歴代勝ち馬の末路から見る早熟馬の祭典 ギャンブルジャーナル
http://biz-journal.jp/gj/2017/07/post_3883.html
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夏競馬がはじまりロードカナロアなど新種牡馬産駒の活躍で2歳戦も各地で盛り上がっているが、今週日曜は今年初めてとなるJRAの2歳重賞函館2歳ステークス(G3)が函館競馬場で行われる。
今年の函館2歳ステークスには新種牡馬ロードカナロア、ストロングリターン、ハードスパン、さらにはエスポワールシチーといった競馬ファン注目の産駒が出走して大きな話題となっている。そしてここで2着以内に好走すれば賞金が加算され、来年のクラシックへ向けて出走権獲得に大きく前進するのだから、関係者の期待も特別なものだろう。
今年で49回目となかなか歴史の古いレースだが過去の優勝馬48頭でその後活躍した馬は驚くほど少ない。古くは後の桜花賞を勝ったエルプスやシャダイソフィア、海外G1レース優勝のアグネスワールドがいるが、そのアグネスワールドが勝った1997年以降で一線級の活躍馬は見られず、競馬の最高峰である皐月賞や日本ダービーといったクラシックの勝ち馬は見られないのだ。
逆にまだ21回と歴史が浅い東京スポーツ杯2歳ステークス(11月)は後のG1レース優勝馬を10頭も輩出しており、その中には宝塚記念を勝ったサトノクラウン、皐月賞馬イスラボニータ、そして日本ダービーを優勝したディープブリランテといった名馬が名を連ねている。同じ2歳重賞でありながら場所と開催時期が違うだけでこれほどの差が出るのはなぜだろうか。
一般的に競走馬はデビューから長く活躍できる馬、若い時から短期間しか活躍できない早熟型、そして年を取ってから大成する晩成型に分かれている。その見極めは血統や馬体、仕上げ方によるようだが、早熟型といわれる馬はある意味悲惨だ。
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例えば2010年の優勝馬マジカルポケットはデビューから2戦2勝で函館2歳ステークスを制し、将来を渇望された。しかしその後は一度の3着が精いっぱいで14戦して未勝利、最後は1000万クラスでも好走できず引退となった。同様に2012年の優勝馬ストークアンドレイもデビューから2戦2勝で勝利したものの、その後は25連敗で一勝もできず1000万クラスに降格して引退となっている。これらの馬は早熟タイプと目されているが、重賞勝ち馬としては悲惨な末路をたどった一例といえるだろう。
また昨年の函館2歳ステークスに出走したJRA所属馬14頭のその後を見てみると、勝ち馬レヴァンテライオンは優勝後に6戦してすべて8着以下で2ケタ着順が4回。芝ダートを問わず陣営がいろいろと試しているようだが結果が出ず、まさに早熟の傾向がみられている。2着モンドキャンノは年明けに2戦して10着と9着。3着タイムトリップもここ3戦はすべて5着以下と上位3頭はすべて頭打ち。この14頭でレース後に勝利した馬はわずか4頭となっているのだ。以上の成績から見ても、この時期に行われる函館2歳ステークス出走馬はやはり早熟タイプが中心といえるだろう。
こういった傾向を踏まえてか、皐月賞や日本ダービー、桜花賞やオークスといった3歳クラシック戦線を目指す大物馬主、あるいは大手クラブ馬主の期待馬が函館2歳ステークスに出走するケースは少ない。中には「函館2歳ステークスには馬を出すな。ここで走らせるぐらいなら秋まで休ませて成長を促した方がいい」
という声も馬主サイドにはあるようだ。それでも今年初となる2歳馬の重賞。早熟型が多く出走するであろうが、過去の前例を覆す、来年のクラシックで主役となるような衝撃の走りを見せてもらいたいものだ。
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>逆にまだ21回と歴史が浅い東京スポーツ杯2歳ステークス(11月)は後のG1レース優勝馬を10頭も輩出しており、
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2歳馬は、11月上旬開催の京王杯2歳S以前は、参考にならないし、早熟で終わることが多いので、社台系クラブ馬主や、大物個人馬主の(クラシックを狙う)期待馬は2歳の遅いデビューが多く、特に牡馬は年末の2歳牡馬唯一のG1朝日杯(今年はホープフルS新設で+1増)を物忌するのが最近の傾向のような。
※一方牝馬は、阪神JFにレーヌミノルもソウルスターリングもリスグラシュー、ジューヌエコール等が出てたので牡馬と違うような傾向…。