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2017/08/22 20:15
土曜日に書いた、注目の2歳新馬戦の結果
土曜日に書いた、注目の2歳新馬戦の結果
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8月20日の札幌5R・2歳新馬(芝1800メートル、9頭立て)をルーカス(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎)で快勝した後、J.モレイラ騎手はこう言い残した。
ルーカスは国内外のG1競走で6勝を挙げたモーリスの全弟。良血馬ゆえ当初から評判は高かったが、その期待にデビュー戦で見事に応えた。
レースではルーカスは大外9枠。エアグルーヴなどの名牝の血を継ぐリシュブールに次いで2人気だった。上々のスタートを決めたルーカスは、馬なりで7番手をキープ。札幌競馬場の最後の直線が短いことをモレイラ騎手が嫌ったのか、ルーカスは3コーナーから進出。先を行くリシュブール、マイスターシャーレを交わして先頭に並びかける。直線でモレイラ騎手が追い出すと好反応を見せたルーカスは上り最速となる34.4秒の末脚を発揮し、リシュブールらを交わして、2着のリシュブールに1馬身半差をつけてゴール。勝ちタイム1分50秒6。これは過去8年の札幌競馬場の新馬戦で最速だった。
兄と同じように輝かしい未来への第一歩を踏み出したルーカス。だが良血馬対決で後塵を拝したリシュブールもただ負けたわけではない。レース後に福永祐一騎手は、「そこまで目一杯仕上げていない中でどこまでやれるかと思っていましたが、よく頑張ってくれました」とまだ真の実力は発揮できていないと語り、さらに「改めて素質を確認できました」と敗退した素質馬への賛辞を惜しまなかった。また3着に入ったマイスターシャーレも好スタートから逃げを打ち、スローペースを作り上げた。ルーカスには交わされてしまったものの、最後まで止まることなく好タイムを記録。素質は上々と評価されており、次走にも期待が持てるだろう。
いずれこの若駒たちの戦いが"伝説の新馬戦"と呼ばれる日は来るのだろうか? デビューを飾った競走馬たちの今後に期待したい。
ゴーフォザサミットは5着、マイスターシャーレは3着、マイハートビートは4着。
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良血馬が出走し、注目を集めた19日の札幌5R・新馬戦(芝1500メートル)は、2番人気でディープインパクト産駒のダノングレース(牝、美浦・国枝厩舎)が直線の競り合いを制して、デビュー戦を飾った。
スケールの大きさを感じさせる初陣だった。直線でダノングレースはひるまずに馬群を割って加速。先に抜け出したミカリーニョに首差で競り勝った。蛯名は「最後はよく脚を使ってくれた。血統のいい馬だから、とりあえず新馬を勝ててよかった」と、勝負根性や素質の高さにうなった。
母チェリーコレクトは伊オークスなど重賞2勝の良血馬だ。2着のミカリーニョは昨年のファンタジーSを制したミスエルテの半妹。
評判馬同士の対決を見事に制した国枝調教師は「味のあるいい競馬をしてくれたので良かった。秋の東京を使いたい」と青写真を描いた。
イルーシヴグレイスは4着、トラヴィアータは7着。
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20日、新潟競馬場5Rで行われた新馬戦(2歳・牝・芝1600m・18頭)は、好位でレースを進めた石橋脩騎手騎乗の2番人気ラッキーライラック(牝2、栗東・松永幹夫厩舎)が、直線で外に持ち出して抜け出し、そのさらに外から追い上げてきた7番人気ラヴァクール(牝2、美浦・畠山吉宏厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分36秒4(良)。
さらに5馬身差の3着に1番人気デルニエリアリテ(牝2、美浦・栗田徹厩舎)が入った。なお、3番人気マイキャラット(牝2、美浦・小島茂之厩舎)は7着に終わった。
勝ったラッキーライラックは、父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレース、その父Flower Alleyという血統。
ノチェブランカは13着。
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20日、小倉競馬場6Rで行われた新馬戦(2歳・牝・芝1200m・12頭)は、先手を取った川島信二騎手騎乗の3番人気オーロスターキス(牝2、栗東・南井克巳厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、2着の4番人気リリカルドリーム(牝2、栗東・音無秀孝厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分11秒0(良)。
さらにアタマ差の3着に2番人気アンヴァル(牝2、栗東・藤岡健一厩舎)が入った。なお、1番人気レッドランディーニ(牝2、栗東・石坂正厩舎)は9着に終わった。
勝ったオーロスターキスは、父ヘニーヒューズ、母ニシノビギン、その父パラダイスクリークという血統。
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先週の2歳新馬は他に4頭が勝ちあがった。