2852件のひとこと日記があります。
2017/09/06 20:29
菊花賞を占う「夏の上がり馬」をピックアッ
菊花賞を占う「夏の上がり馬」をピックアップ!
http://biz-journal.jp/gj/2017/09/post_4253.html
>>
決して優しいハードルではないものの、今年の3歳牡馬にも古馬を相手にしっかりと勝ち上がり、秋の「本番」へ向け虎視眈々と牙を研ぐ「4頭」の上がり馬がいる。順にピックアップしたい。
まずは、松前特別(1000万下、芝2000m)を勝ち上がったバルデス(美浦・木村哲也厩舎)。日本ダービーの翌週のホンコンJCT(500万下)を勝ち上がり、7月23日の松前特別に挑戦したバルデス。10頭立ての芝2000mで行われたレースでまずまずのスタートを切った本馬は、無理せず後方からの競馬を試み、結局直線に向いた際は中団外目まで押し上げるのがやっとだったがそこからの伸び脚が違った。前を行く馬をまとめて交わして、最後は流し気味にゴール。レース後、C.ルメール騎手が「厳しかった」と話したように、決してスムーズとはいえないレースだったが、ここでは力が一枚上といった内容だった。
母がフローラS(G2)など重賞を3勝し、牝馬G1戦線で活躍したディアデラノビアで、半姉に重賞3勝のディアデラマドレ、京都2歳S(G3)を勝ったドレッドノータスがいる良血。父がペルシアンナイトやモズカッチャンといった今年のクラシックの活躍馬を送り出しているハービンジャーだけに、秋への期待が高まる。
次は信濃川特別(1000万下、芝2000m)を勝ち上がったキセキ(栗東・角居勝彦厩舎)は神戸新聞杯(G2)から菊花賞へ向かうことが濃厚となっている。春は毎日杯(G3)で3着とあと一歩でクラシック路線に乗り切れなかったキセキ。秋に備えて早めの休養に入ると7月15日の自己条件戦(500万下)で復帰。単勝1.5倍に応えるとそのまま8月5日の信濃川特別に挑戦。14頭立ての芝2000mで行われたレースで2戦連続出遅れたキセキは、後方からの競馬を余儀なくされる。ただ、今回は前半1000mが58.2秒と流れたことが本馬に味方する。新潟外回りコースの長い直線を迎えて大外に持ち出されたキセキは、抜群の手応えで進出を開始。デムーロ騎手が手綱を持ったままで先頭集団に並び掛けるとラスト200mを切ったところからスパートし1馬身半差をつけてゴール。最速の上り3ハロンは驚異の32.9秒だった。
レース後、デムーロ騎手が「素晴らしい馬です。強かったです。私は折り合いだけ気をつけて何もしていません」と惚れ込むのも当然か。そのまま継続騎乗で神戸新聞杯に挑むことが予定されており、祖母が桜花賞(G1)2着のロンドンブリッジ、叔母にオークス馬のダイワエルシエーロがいる良血馬の真価は問われる一戦になりそうだ。
同じく阿賀野川特別(1000万下、芝2200m)を勝ち上がったポポカテペトル(栗東・友道康夫厩舎)も本番に向けて面白い存在。3月のゆきやなぎ賞(500万下)で2勝目を上げダービー出走を懸けた青葉賞(G2)に挑んだが4着と惜しい結果に終わったポポカテペトル。その後7月復帰後惜敗後阿賀野川特別出走。縦長の展開のまま最後の直線に入ると完全に先頭集団だけの争いになりポポカテペトルは岩田騎手の激に応えるように力強く脚を伸ばして先頭へ、1馬身半をつけてゴール。しぶとい末脚は全兄のマウントロブソンと共通するところがありそう。今後はトライアルを使うかは不明も菊花賞を目標に調整される見込み。
ポポカテペトルと同厩で先週に札幌で行われた日高特別(1000万下、芝2000m)を勝ったトリコロールブルー(栗東・友道康夫厩舎)も注目。春はスプリングS(G2)で3番人気、青葉賞で2番人気に推されるほどの逸材もいずれも惨敗クラシック出走がならなかった。休み明けの日高特別では1番人気に推されたものの+32kgと大きく馬体を増やしての出走。16頭立てと頭数の揃った芝2000mのレースで最後の流れでトリコロールブルーは先頭集団に食らいつくと最後までしぶとく脚を伸ばし続ける。じわじわと先頭を追い詰め、最後にクビ差だけ捉えたところがゴールで勝ちあがった。
以上、4頭が現時点での「夏の上がり馬」といえる存在だ。今年の3歳牡馬は小粒な印象を受けるが、その分"後発組"から面白い存在が台頭してくる可能性は高い。果たして、今年の菊花賞を勝つのは、実績組かそれとも上がり馬か…
<<
他も一千万条件突破馬ならどの馬にも可能性が・・・
-
ウインフルクズニートさんがいいね!と言っています。