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グローリーヴェイズ、デュッセルドルフ、アドマイヤキング…今週デビューする有力馬をピックアップ！（スポーツ報知）
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今週（３０日、１０月１日）で中山、阪神の２場開催はラストウィーク。芝、ダートの新馬戦が合計６鞍組まれた。早速、有力馬たちをピックアップしていこう。

　今週の激アツ新馬戦は、【１０月１日（日）、中山５Ｒ・芝１８００メートル】を選んだ。

　グローリーヴェイズ（牡、美浦・尾関知人厩舎＝ディープインパクト産駒）は３冠牝馬メジロラモーヌの母系出身で、当日のスプリンターズＳで連覇を狙うレッドファルクスと同じ、尾関調教師×Ｍデムーロのコンビ。「スウェプトオーヴァーボード×サンデーサイレンス」のレッドファルクスと「逆配合」の「ディープインパクト×スウェプトオーヴァーボード」。因縁めいたミックスだ。馬格は４３０キロ程度だが、調教の走りには父譲りのバネを感じさせる。初戦から動ける態勢にある。
先週までに１３勝と大ブレイク中の新種牡馬ロードカナロアの子、ミッキーハイド（牡、美浦・菊沢隆徳厩舎）の母ハイドバウンド（父グランドスラム）は、アルゼンチンＧ１・ＣＥスプリントの２着馬。配合的には短距離だが、父の子は現状１６００（４勝）、１８００メートル（１勝）までこなせており、スロー必至のこの距離なら、持ち前のレースセンスで克服は容易だろう。
アイリッシュクライ（牡、美浦・栗田博憲厩舎＝ノヴェリスト産駒）は、近親に２０１２年フラワーＣ勝ちのオメガハートランド（父アグネスタキオン）、２０１４年フェアリーＳを制したオメガハートロック（父ネオユニヴァース）と中山巧者の母系。現在４勝の新種牡馬の父は先週、母ダイワスカーレットのダイワメモリーを勝ち上がらせたが、まだまだ本領はこれからの印象。産駒は機動力を備えており、切れ負けの心配が減る小回りもいいはずだ。

　【９月３０日（土）、中山５Ｒ・芝１６００メートル＝牝馬限定】に出走するデュッセルドルフ（牝、美浦・木村哲也厩舎＝ノヴェリスト産駒）の調教はウッドチップコースの３頭併せ。大外で古馬を一蹴した走りは圧巻だった。半兄のベストリゾート（父ハービンジャー）は、未勝利を勝ったばかりの３戦目、ホープフルＳに挑戦してレイデオロの４着。今週の習志野特別に参戦する、秋の飛躍が待たれる素質馬だ。妹は、中山でスキのない騎乗を見せる田辺とのコンビで楽しみ。
ミラクルブラッド（牝、美浦・相沢郁厩舎＝ドリームジャーニー産駒）の追い切りもハイレベル。ウッドチップを小刻みなフットワークで駆け、併走馬を置き去りにした。祖母がフジキセキ産駒の桜花賞２着馬ブルーリッジリバーでサンデーサイレンスのインブリード配合（３×４）。いい瞬発力を秘めていそう。
新馬、きんもくせい特別とデビューから２連勝したタツミリュウ（父チーフベアハート）の半妹カッパツハッチ（牝、美浦・矢野英一厩舎＝キンシャサノキセキ産駒）は仕上がり良好、ヘニーヒューズ産駒のロジヒューズ（牝、美浦・古賀慎明厩舎）は、初戦向きの気性の持ち主だ。

　【９月３０日（土）、阪神５Ｒ・芝１８００メートル】祖母がエリザベス女王杯連覇のアドマイヤグルーヴのアドマイヤキング（牡、栗東・友道康夫厩舎＝キングカメハメハ産駒）。母の父がクロフネで、５００キロを超す雄大な馬格を誇る。ウッドチップの走りを見ると瞬時の加速とはいかないが、ひとたびスピードに乗れば止まらないタイプ。外回りは絶好の舞台だろう。
栗東に転厩した重賞２勝馬ブレスジャーニーに追い切りで先着したカリマ（牡、栗東・佐々木晶三厩舎＝ヴィクトワールピサ産駒）。単走の当週も長めからしっかりと伸び切り、体はレース仕様に絞れたはず。
重賞３勝ヤングマンパワー（父スニッツェル）の半妹ヴィグール（牝、栗東・渡辺薫彦厩舎＝クロフネ産駒）も血統通りパワーに優れるタイプ。オルフェーヴル産駒のレッドゼノビア（牝、栗東・大久保龍志厩舎）は長い脚が使えそうで、ゴール前の突っ込みに注意したい。
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