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2017/10/02 22:35
サトノダイヤモンド予想通り惨敗…(コラム
サトノダイヤモンド予想通り惨敗…(コラム風ブログ)
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凱旋門賞。
まずエネイブルの強さ。ここまでのタイトルや勝ち方で既に歴史的名馬なのはわかっていたけれども、今回で歴代最強馬のグループに加わった形。日本人にとってはトレヴで免疫があるしサトノダイヤモンドに対する期待値が低かったのもあり、まあ衝撃はさほどなかったがまあ世界レベルで歴史的な瞬間だったのだろう。
今後はオーナーと協議してからのようだが、現役続行なら来年も世界の競馬の中心だろう。
ただしあのトレヴですら古馬になって不振の時期があった。完成度が高いだけになおさら落とし穴はありそう。繁殖に上がるのが得策な気もする。
2着クロスオブスターズ。
フォワ賞2着からやはり上げてきた。現時点でエネイブル不在時は3着ユリシーズと双璧か上回るということ。そのユリシーズは戦前からBCターフ行きを明言してたように硬い馬場のが合うのだろう。それでも3着と大崩れしない地力は認めざるを得ない。このような馬をJCに呼びたい。4着オーダーオブセントジョージは去年と同じくスタミナを見せてここに来た。日本の馬とは逆の悪い馬場でスタミナ豊富な興味深い馬。5着ブラムトは意外な位置取りからでこれ。弱い馬ではないということ。
さて、サトノダイヤモンド。
15着大敗は予想通りのようで特に驚きはない。
馬場が合わなかった、というのはそうなのだろうがそれは行く前から欧州や凱旋門賞はその傾向があるとわかりきっていたこと。
ルメールの言うように行って走らないとわからない部分もあるのだろうけど、敗因ではあっても言い訳にはならない。
日本ではキタサンブラックと1、2を争う馬。その馬が負けたという事実を受け止めなければならない。
ひとつ気になるのはサトノダイヤモンドが完調ではなかったのではないかというところ。フォワ賞含めていくら馬場が合わなかったにしても負けすぎではないか。馬場状態は違えどマカヒキと同じような負けすぎな結果。なんならニエル賞を勝ったマカヒキより酷い。向こうに行って一度も見せ場がなかった。
加えてあの馬具をつけなければならないという状況。池江調教師が重い症状ではないと言っていたが喉鳴りの可能性が高い。
やはり海外しかも欧州への遠征は難しいということ。
復活を期待したいが喉鳴りは簡単じゃない。引退でも仕方ない。
日本馬の凱旋門賞制覇はまだ遠いのかもしれない。
エルコンドル、ディープ、オルフェで近づいたかに見えてたけどこれらの馬が世界的にも稀な才能であっただけで凱旋門賞の壁は高く険しい。
今年に関して言えば3着くらいは確保しないと勝ち負け云々は語れない。まあサトノダイヤモンドが完調で良馬場ならという条件つきならそれはできていた可能性はあったとも思えるだけに。さらにそうだとしてもエネイブルクラスに勝てないとってなるんだけど。実際トレヴからそう経たない中であれだけの馬が出てくるのだから。
日本馬で勝つにはやはり前述の3頭のようなレベルの馬をベストな状態で送り出さないとダメなわけだ。
期待はしてなかったがちょっと遠いなと感じた凱旋門賞。
ここから関係者のコメントや検証がどうされるかを見守りたい。
とりあえず残念な結果にはなったが遠征をやりきった陣営には拍手したいが、ディープの時のようにちょっと解せない部分はある。
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皐月賞で、ラキ珍G1馬ディーマジェスティに加え、お世辞にも1線級とは言えないG1未勝利のシュヴァルグランに春天で外枠の不利とはいえ完敗、神戸新聞杯のミッキーロケットと違って叩きじゃないのに、アドマイヤデウスにすら負けそうになった。またマカヒキにも落鉄があったとはいえクラシック連敗で勝ってない。
元々過去の善戦馬に比べ、成績のひ弱さは否めなかったので意外性はない。確かに日本の競走馬生産会はやや劣化したかもしれないが、欧州もサドラーズウェルズ系などごく一部の血統ばかりで日本同様血が詰まっており、差が開いたとは思えない。出るのが道悪・洋芝巧者のサトノクラウンや、同じく重い芝巧者のゴールドシップレベルだったら結果はここまで酷くなかったかと。元元欧州に明らかに向いてない馬だった。悲観せず前向きに臥薪嘗胆していくしかない。