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2017/12/19 20:26

堀宣行調教師「パワハラ裁判」で敗訴。あの超大物調教師にもパワハラ疑惑が…(GJ)

関東を代表して競馬界を席巻している厩舎といえば「藤沢和雄厩舎」と「堀宣行厩舎」の2大巨頭だ。長く関東の競馬界を牽引し、今年レイデオロでついに悲願の日本ダービー(G1)制覇を成し遂げた藤沢厩舎。さらにオークス馬ソウルスターリングや2歳王者サトノアレス、今週の朝日杯FS(G1)にも主戦のC.ルメール騎手が「ロードカナロア級」と絶賛するタワーオブロンドンを送り込むなど、かつての名門が完全復活を遂げている。また、ここ2年連続でJRAの最多獲得賞金を受賞している堀厩舎もキタサンブラックの最大のライバルとなるサトノクラウンや、香港G1馬ネオリアリズム、長距離王アルバートなど重賞馬が目白押し。近年は2冠馬ドゥラメンテや、2015年の年度代表馬モーリスを手掛けるなど、今や押しも押されもせぬ"最強厩舎"として君臨している。周りのライバルと「何」が違うのか。無論、入厩してくる「馬の質が異なる」といえばそれまでだが、最初から超良血馬がバンバン入厩していたわけではない。"そこ"に至るまでの過程があるのは当然だ。「馬」に大きな差がなければ、考え付くのは「人」だろう。言い換えれば、強豪厩舎であればあるほど他のライバルには真似できないような、厩舎スタッフの血の滲むような「努力」があることは想像に難しくない。よく調教師が「社長」に例えられるように、厩舎とは「企業」に近いものがある。だが、会社があまり結果に拘り過ぎて従業員を追い詰めると、今度は不満が爆発した人々から容赦なく訴えられるのが今の社会である。実は今年11月、冒頭で触れた堀厩舎が数名のスタッフにより「パワハラ疑惑」で訴えられ、それも敗訴していたことが明るみとなったのだ。事は2011年から4年の裁判が続き、最終的に堀調教師側はパワハラ行為を認めて全面的に謝罪。和解金330万円を支払って決着に至ったという。堀調教師といえば、マスコミ嫌いの変わり者として有名だ。2012年にストロングリターンで安田記念(G1)を制覇した際は、異例の会見拒否で大問題に発展。これにはJRAも激怒…「これが、まさに裁判の真っ最中だったということです。ただでさえ職人気質な方ですが、そういった"しがらみ"もあって余計に気が立っていたんでしょうね。まさか会見をぶっちするとは思いませんでしたが。ただ実は堀先生がマスコミ嫌いということもあって、メディアとの関係はもともと良いとはいえません。今も取材には助手の方が対応していますし、そういった面でもスタッフには気苦労が絶えないでしょうね。堀厩舎のような一流厩舎となれば、毎年のように購入額数億円という超良血馬が入厩してくる。実は堀厩舎だけでなく、最大のライバルとなる藤沢厩舎もまたスタッフからパワハラ疑惑を訴えられて大騒ぎになった経緯がある。「藤沢先生といえば『馬優先主義』という考え方を打ち立てた人。ただ、その背景には当然『馬を優先する分、人が犠牲になる』という理念が存在します。もちろん、これで大きな成績を収めているだけに、決して間違った考えではないんですが、その一方で厩舎スタッフの"出入り"は、とにかく激しかったとか…。しかし、結果を求めれば求めるほど、現場にストレスが掛かるのは必然。特に両先生がいる美浦は『労働組合がうるさい』として有名ですし、他の厩舎も含め、いつまた不満の爆発が表沙汰になるかはわかりませんよ」と記者がそう話すのも、何故今になって2年前に決着したはずの堀厩舎の裁判が表沙汰になったのかという疑問に繋がるからだ。裁判が和解した際、その条件として「裁判内容を安易に他言しない」という厩舎側の要望が組み込まれたという。それを今回、関東労働組合が"掘り返した"というわけだ。今は企業に対して、従業員がただ泣いているだけではない時代。世間から隔離された環境にある競馬界だからこそ、より前時代的な発想は今も色濃く残っており一般社会とは比較できないほどの弱肉強食の競馬界で、スタッフが"隣の青い芝"ばかり見ていては、途端に競争力を失うことだろう。
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