競輪
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2018/03/06 20:21
追悼・サウスヴィグラス、輝く種牡馬実績
現役時代重賞8勝の活躍を上げ、種牡馬として数々の活躍馬を送り出したサウスヴィグラスが3月4日、22歳で死亡した。追悼に突出したダート地方競馬での種牡馬成績についてデータを並べ功績を振り返る。
サウスヴィグラスは2003年、大井競馬場のJBCスプリント、マイネルセレクトとのハナ差の接戦を制しこの一戦を最後に翌年8歳で種牡馬入りした。
父のエンドスウィープは、カナダG1のハイランダーSの勝ち馬で、アドマイヤムーンを筆頭に宝塚記念を勝ったスイープトウショウ、桜花賞馬のラインクラフト、サウスヴィグラス、スウェプトオーヴァーボードなどを輩出して、種牡馬として大成功しているが、最初はダート短距離とやや当時はやや地味目な実績＜地方競馬Jpn�気錬云，里漾笋任修貭�期待された訳でない（当時種付け料：80万円）
種牡馬としてまずサウスヴィグラスが注目を集めたのは2009年。2月の船橋の短距離重賞・船橋記念をスパロービートが勝ち地方競馬で重賞初制覇を記録。この年の末には、笠松所属のラブミーチャンがGI・全日本2歳優駿を優勝。同馬は通算38戦14勝、交流重賞5勝と中央馬を次々に倒す活躍を見せサウスヴィグラスの種付け数は2010年に212頭まで上昇。名実ともに、大人気種牡馬となった。
その後の産駒成績も概ね好調。サウスヴィグラスは、2012年244勝で初の地方競馬リーディングを獲得すると2010年に大挙種付けした世代がデビューを迎えた2013年には年間地方勝利数が一挙、340勝まで上昇。以後も勝ち星を落とさず2016年、2017年には前例のない地方競馬年間400勝を記録。上記の表を見て判る通りサウスヴィグラス出現前の地方競馬年間最多勝ラインは、230〜240勝台でありサウスヴィグラスが2年連続で残した400勝は驚異の数字という他ない…。
この間、2015年JBCスプリントで親子制覇を達成したコーリンベリー、2017年ジャパンダートダービーを制したヒガシウィルウィンとラブミーチャンと合わせ3頭のGI馬を輩出。近年は上述のヒガシウィルウィンの他2016年関東オークスを制したタイニーダンサーなど距離の壁を突破する産駒の出現も目についている。
2年連続で産駒が地方競馬で年間400勝を達成しピークを迎えた中での死は残念ではある。今後どこまで記録伸ばすことが出来るかが焦点となる。
2017年までの主な種牡馬の、地方競馬通算勝利数は上記の表のとおり。アジュディケーティングとサウスヴィグラスの勝利数の差は昨年末時点で約700勝。サウスヴィグラス産駒がここ数年300〜400勝ペースで地方競馬で勝ち星を重ねていることを考えればアジュディケーティングを近い将来抜き去ることは確実だろう。
また、現時点での勝率.160はアジュディケーティングの.128を大きく上回り芝でも実績を残したブライアンズタイムの.156を凌ぐ優秀な数字である。
様々なデータを見てもサウスヴィグラスが、ダート史に残る名種牡馬であることは事実。さらなる記録の更新と後継種牡馬の出現を期待を持って見守りたいものである。地方競馬を中心に輝かしい実績を残し、駆け抜けていったサウスヴィグラス。ありがとう、どうか安らかに。
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これからは地方は、パイロでしょうか。スウェプトオーヴァーボードやブラックタイアフェアー、タートルボウルなんかもいいですね。でも、やっぱりサウスヴィグラスです。
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合掌…
- サウスヴィグラス
- マイネルセレクト
- エンドスウィープ
- ランダー
- アドマイヤムーン
- スイープトウショウ
- ラインクラフト
- スウェプトオーヴァーボード
- スパロービート
- ラブミーチャン
- コーリンベリー
- ヒガシウィルウィン
- タイニーダンサー
- ピーク
- アジュディケーティング
- サウスヴィグラス産駒
- ブライアンズタイム
- パイロ
- ブラックタイアフェアー
- タートルボウル
