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2018/05/10 23:37

欧州ディープ産駒の大活躍に日本のディープ産駒は欧州で勝てないのかという疑問

ディープインパクト。しかし母国以上に存在感を発揮しているのが遥か遠く欧州競馬のクラシック戦線である。英国で行われた英2000ギニー(G1)を産駒のサクソンウォリアー(牡3歳)が優勝。これで4戦4勝となり次走に予定されている英ダービー(G1)では1番人気に支持されることが濃厚だ。さらに牝馬路線でも出走が未定ながら産駒のセプテンバー(牝3歳)が英オークス(G1)で3番人気に支持されるなどこちらにも注目が集まっている。また、8日には仏国のサンクルー競馬場で行われたグレフュール賞(G2)を産駒のスタディオブマン(牡3歳)が優勝。前哨戦で3馬身半差の圧勝を飾ったことで仏ダービー(G1)の最有力候補の一角に浮上している。更に日本はダノンプレミアムがスタンバイ。世界のクラシックが「ディープインパクト一色」に染まる可能性も現実味を帯びつつある状況だ。この状況はまさに日本競馬にとって理想的な状況といえるのではないだろうか。世界のクラシック戦線で、日本が誇るディープインパクト産駒が活躍する現状を好意的に受け止めているファンも数多い。しかし、そういった中で「1つの素朴な疑問」が生まれている「世界、特に欧州に輸出された数少ないディープインパクト産駒の中からこれだけ活躍馬が出ているのに『何故、日本のディープインパクト産駒は世界で勝てないのか』という疑問。これはディープインパクトの血が世界から熱視線を受けている今だからこそ議論されるべき、非常に面白いテーマだと思います」(前述)確かに「日本競馬の悲願」とされる仏国の凱旋門賞(G1)だけを取ってみても、昨年のサトノダイヤモンドが15着、サトノノブレスが16着、一昨年のマカヒキが14着など日本調教馬のディープインパクト産駒は悲惨な結果が並んでいる。2013年のキズナの4着が、唯一の善戦といえる成績だろう。ディープインパクト自身も3着(後に失格)と唯一、連対を外したレースであり、これまで「日本の軽い芝を得意とするディープインパクトの血は、欧州の重い馬場では通用しない」というのが日本の競馬ファンやメディアの共通認識だった。が、今回のサクソンウォリアースタディオブマンといった欧州調教馬のディープインパクト産駒の活躍によって「ディープの血は欧州で通用しない」という認識は、根底から覆されたと述べても過言ではないはずだ。特にスタディオブマンは「ディープインパクト×Storm Cat」という、日本で「成功の方程式」に当てはまる配合だ。先述したダービー馬キズナや、安田記念(G1)を勝ったサトノアラジン、その姉のエリザベス女王杯馬ラキシス、桜花賞馬アユサンなど成功例は枚挙に暇がない。第一スタディオブマン自身が同配合のリアルスティールの近親である。そんな「軽い芝向け」とされる血統背景を持つ馬が、欧州で活躍した意味は大きい。ならば何故、日本のディープインパクト産駒は欧州で結果を残せていないのか。ディープインパクトの血が原因でないとすると、次に"疑惑"の眼差しに晒されるのは当然、それらを育て管理した日本のホースマンたちだ。一部のファンからは無能なのではという厳しい声も。「そんな事はないと思いますよ、確かにスタディオブマンは日本で大きく成功している配合ですが、例えば同じく『ディープ×Storm Cat』のエイシンヒカリは、重馬場だったフランスのイスパーン賞(G1)を大差で圧勝しています。キズナも凱旋門賞で4着に善戦しましたし、前哨戦のニエル賞(G2)では英国ダービー馬のルーラーオブザワールドを退けて優勝していますからね。そういえば2011年にフランスの桜花賞にあたる仏1000ギニー(G1)を勝って、ディープインパクト産駒初の仏クラシック制覇を成し遂げたビューティパーラーも、母の父はStorm Cat産駒のジャイアンツコーズウェイでした。この配合がフランスの馬場で高い適性を持っている可能性は、以前からあったということでしょうね」また、ライターが話すには今回の"欧州ディープインパクト・フィーバー"が「3歳戦」で巻き起こっていることも「要因の1つではないか」という。というのも以前から日本でもディープインパクト産駒が「牡馬の超一流馬が出ない」「古馬になってからの成長力がない」などの批判を受けていた原因として「斤量に敏感である」可能性が指摘されていたからだ。日本のホースマンが欧州のホースマンに劣っているという議論は、サクソンウォリアースタディオブマンなどの欧州ディープインパクト産駒が斤量が増える古馬になってかも結果を残し続け「日本のディープインパクト産駒の常識」を覆してからでもいいのかもしれない。※GJ

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