北海道サマーセール途中経過（木金曜日も追

北海道サマーセール途中経過（木金曜日も追加更新）
>>
4日間にわたって開催される日本最大規模の1歳馬市場「2018サマーセール」が22日、北海道新ひだか町の北海道市場で開幕した。
初日となる21日は1歳馬303頭が上場され、うち223頭(牡馬120頭、牝馬103頭)が落札。売却総額12億1186万8000円(税込)で、売却率は73.59％、平均価格は約543万円だった。
最高価格馬はおじに米国G1馬スノーリッジがいる「スノーリンクスの2017」(牡、父アドマイヤムーン)。2808万円(税込)で吉川ホールディングス(株)によって落札された。
ーーーーー
サラブレッド1歳の「サマーセール」(主催・北海道市場)に、北海道静内農業高校生産の「叶愛(かなめ)」(牝、父エスケンデレヤ、母ゴートゥザノース、その父アグネスタキオン)が上場。291万6000円(税込)で兵庫県馬主協会によって落札された。同馬は兵庫県の園田競馬からデビュー予定。北海道静内農業高等学校は全国で唯一、サラブレッドを生産する高校として知られており、過去の生産馬にはJRAで新馬戦を含めて3勝をあげたユメロマン(牡、父ジェネラス)などがいる。
<<
>>
4日間にわたって開催される日本最大規模の1歳馬市場「2018北海道市場サマーセール」の2日目が22日、北海道新ひだか町の北海道市場で開幕した。
1歳馬308頭が上場され、うち219頭(牡馬119頭、牝馬100頭)が落札。売却総額10億9296万円(税込)で、売却率は71.1%、平均価格は約499万円(税込)だった。
最高価格馬は全姉にヴォカツィオーネ(牝4歳)がいるアントワープの2017(牡、父カジノドライヴ、母アントワープ(母父キングカメハメハ))。1836万円(税込)で(同)雅苑興業が落札した。
<<
>>
日本最大規模の1歳馬市場「2018北海道市場サマーセール」の3日目が23日、北海道新ひだか町の北海道市場で開幕した。
1歳馬305頭が上場され、うち221頭(牡馬123頭、牝馬98頭)が落札。売却総額10億6272万円(税込)で、売却率は72.5%、平均価格は約480万円(税込)だった。
最高価格馬は半姉にパワースポット、全兄にバンドオンザランがいる「セクシーシューズの2017」(牡、父スズカコーズウェイ)。3348万円(税込)で宮崎俊也さんが落札した。
<<
最終日は台風２０号の影響もあって購買関係者が少なく、売却率がこの日だけ７割を切り、午後６時には終了した。４日間の売却総額は、３９億４００万円（金額は税別、前年比１１億５３４０万円減）、売却率は６９・９％（前年比８・７％減）と前年を大きく下回った。しかし、これは５日間開催だった昨年の成績が良すぎたもので、悪天候なども考えればまずまずの成功を収めたと言えるのではないか。セール最高価格となったのは、３日目に上場されたセクシーシューズの２０１７（牡、父スズカコーズウェイ）の３１００万円で宮崎俊也氏が落札した。「上場頭数が増えたこともあり、多少売却率は下がることを想定していましたが、１日平均で１０億円（税込）売れることを目標としていましたので、まずは想定していた数字になったことをホッとしています。最終日に関しては、購買関係者の方々の声に、木曜日で終えて欲しいという意見もありました。その辺りの影響や、台風も重なり、売却率が大きく下回りましたが、現状の申込頭数などを考えると、この日程で色んな課題を解決していく努力をしていきたいと思っています」と、日高軽種馬農業協同組合の木村貢組合長はセールを振り返った。例年以上にセールを盛り上げたのは、地方競馬の馬主会による補助馬購買だった。東京都馬主会（大井）は、事前抽選で当選した馬主に対し、セレクションとサマーでの１０００万円以上の落札馬に５００万円の補助が出る。地方競馬で１０００万円以上の予算がある状況なら、競りそのものが活発になる。ある中央の調教師が「予算が８００万円ぐらいの人が買いづらい競りになってきた」と話していたが、東京都馬主会の存在は、中央に入厩予定で予算を組む馬主にとって厳しい状況を生むようになってきた。「約７割の売却率となれば、オータムセールに再申込みする馬はおそらく１日に収まると思いますので、オータムセールは当初の３日間開催を予定しています」