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2018/12/12 22:28
種付け情報 - ブリーダーズスタリオンステーション編
今回ははブリーダーズスタリオンステーション。今年からスタッドインしたコパノリッキーが194頭の牝馬を集めていきなりトップに。一昔前なら内国産ダート種牡馬がこれほど牝馬を集めることなど考えられませんでしたが、こうした流れを変えたのはまさしく父ゴールドアリュールの功績ですね。リオンディーズは種付け料の増額の影響もあって減らしはしましたがそれでも満口とのことで、相変わらず高い人気を誇っています。ロードカナロア、ルーラーシップとキングカメハメハ産駒が種牡馬として次々に結果を残している中同馬もその流れに乗っていきたいところです
新種牡馬コパノリッキーはGI11勝の日本記録を樹立したとはいえ、スマートファルコンで初年度60万、エスポワールシチーで50万だったから、非社台のダート馬で80万というのはやや高めな設定に思えたが、それ以上にスピード感あふれる走りと雄大な馬体に魅了された生産者が多かったのだろう。1200mのJBCスプリントで好走したのもポイントでダート向きの良い仔を期待?
キングカメハメハ×シーザリオという超良血馬リオンディーズは大幅に減らす結果となったが、種付け料が1.5倍になったことを考えれば需要自体が減っているわけではないだろう。マカヒキ、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティと同世代のクラシックホースが古馬になって伸びあぐねており、結果的に早期引退した同馬が種牡馬として勝ち逃げしたような印象も
思わぬ出世といえばこのストロングリターンで、種付け料30万円でレベルが高いとは言えない繁殖牝馬から多数の中央勝ち馬を送り出すことに成功しており、何と種付け料が3倍以上に大幅アップしたにもかかわらず過去最高の種付け数を記録した。特に生産者である社台ファームが過去4年間で60頭以上の牝馬を送り込んでおり、重賞ウイナーが出てくるのも時間の問題?
ラブリーデイはやや減らしたが、2年目のシーズンなのでこんなものか。5歳時に宝塚記念や天皇賞(秋)を含む重賞4連勝を達成した晩成タイプだが、2歳時にはデビュー2連勝でオープン特別を制しており、仕上がりの早さという意味ではあまり心配はなさそうだが…
トーセンジョーダンは4年連続の100頭キープはならなかったが、2頭減だけなら十分すぎる。ただ困ったことにここまで中央で勝ち星をあげたのはアズマヘリテージ1頭のみで、現時点で勝ち馬率はわずか4%と低迷しており、このペースが来年まで続けば大暴落は避けられないところ。アズマヘリテージはその後小倉2歳Sで2着に入るなど1頭で賞金のほぼすべてを稼いでいるが、同馬1頭だけでは厳しい
クラシックでもそこそこ健闘したダートチャンピオン・ベルシャザールもそれなりの頭数はキープしたが、今年デビューした産駒の勝ち上がり率がかなり低く、ここまで非常に苦戦している。社台をわずか2年で出された理由がこうした苦戦を早くから予想していたからだとしたらさすが先見の明といったところだが…
ブラックタイドは値上げの影響も少しはあっただろうが完全にブームがひと段落した印象で前年度より4割減となった。何せキタサンブラック以降重賞ウイナーがほとんど出ておらずそれでいて種付け料だけ数倍に引き上げられているのでは牝馬が減っていくのも仕方がない
シンボリクリスエスは過去最低タイの種付け数となったが、今年はルヴァンスレーヴがダート新王者たる走りを見せているのをはじめ、エアアンセム、サンライズソアとグレードレース6勝をあげており、過去最多の7勝に迫る勢いである。確かに一時期のクラシック戦線を沸かせた勢いはないが、全盛期の半数以下しか産駒が走っていないことを考えるとむしろ健闘しており、再注目されてもいい種牡馬
社台SS追放のヴィクトワールピサは種付け料の減額にもかかわらず半数以上減らす結果となった。ただこの2歳世代はまずまず健闘しており重賞勝ちこそないものの京都2歳S2着、新潟2歳S2着、アルテミスS3着と重賞戦線でもそこそこ走る馬を出している。200万という種付け料を減額すれば…
続き。ゼンノロブロイ、ジャングルポケットとかつて社台で200頭以上の牝馬を集めたベテランたちの名前がここで登場します。ゼンノロブロイはクラシック候補サトノフェイバーの離脱は痛かったですが、ダート路線の新星グリムを出しており、もう一度種牡馬として巻き返す可能性もあるでしょう。一方のジャングルポケットは後継種牡馬になるはずだった*アウォーディーが現役で死亡してしまい、父系の存続が怪しくなってきました。ジャパンC勝ち馬ローズキングダムは種付け中の事故で頭を打ち、体が不自由になったとのことで種牡馬引退を余儀なくされました
他シビルウォーとダノンシャークがまま健闘だがそれ以外はかなり厳しい