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2019/05/21 22:48
「1強」か「3強」か。 日本ダービーを読み解く3歳牡馬ランキング(ST)
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日本ダービー(東京・芝2400m)がいよいよ5月26日に行なわれる。
牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(4月14日/中山・芝2000m)では断然人気のサートゥルナーリア(牡3歳/父ロードカナロア)が優勝。年末のGIホープフルS(12月28日/中山・芝2000m)以来となる異例のローテーションを物ともせず無敗で一冠目も手にした。そして、2着に4番人気のヴェロックス(牡3歳/父ジャスタウェイ)3着には3番人気のダノンキングリー(牡3歳/父ディープインパクト)が僅差で入線。人気馬がしっかりと結果を残した。一方、2番人気のアドマイヤマーズ(牡3歳/父ダイワメジャー)は4着に敗れたものの、その後にGINHKマイルC(5月5日/東京・芝1600m)を制して2歳王者の強さをあらためて示した。またダービーのトライアルおよび前哨戦ではGII青葉賞(4月27日/東京・芝2400m)をリオンリオン(牡3歳/父ルーラーシップ)が勝利し、GII京都新聞杯(5月4日/京都・芝2200m)はレッドジェニアル(牡3歳/父キングカメハメハ)が制した。なお、天候不良による開催中止を受けて1週遅れで行なわれたオープン特別のプリンシパルS(5月12日/東京・芝2000m)は、ザダル(牡3歳/父トーセンラー)が勝って3連勝を飾ったが、同馬はダービー出走を回避することになった。
これらの結果を踏まえて、日本ダービーに向かう3歳牡馬の『オリジナル番付(※)』を発表したい→※番付とはデイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、独特なデータを駆使するパソコン競馬ライターの市丸博司氏、フリーライターの土屋真光氏、編集部競馬班の5者それぞれが今春のクラシック、すなわち今回はダービーに挑む3歳牡馬の実力・能力を分析しランク付け。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。
1位は、4連勝で皐月賞を制したサートゥルナーリア。第1回から首位の座をキープしてきたが、今回初めて満票となる25ポイントを獲得した。はたして、無敗のダービー馬誕生となるのか、期待は膨らむ。
2位も、前回と同じくヴェロックス。皐月賞で僅差の2位になったことで、ポイントはかなり上積みした。父ジャスタウェイ譲りの成長力で、大一番での逆転なるか注目される。
3位には、路線変更したアドマイヤマーズに代わって、ダノンキングリーが浮上。ヴェロックス同様、皐月賞で僅差の勝負を演じ、ダービーでも再度の奮闘が見込まれている。
今回のランキングは、上位3頭以外はほぼ横並び。その評価においては、4位のランフォザローゼスを含めて「強いて挙げるなら……」といったニュアンスが強い。そのため、5位にはリオンリオン、アドマイヤジャスタ(牡3歳/父ジャスタウェイ)、ダノンチェイサー(牡3歳/父ディープインパクト)と、低ポイントで3頭の馬がランク入りした。競馬ファンをはじめ、競馬に携わる誰もが胸を躍らせる”競馬の祭典”日本ダービー。今年はどんなドラマが待ち受けているのか…スタート迄まもなくである。