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2019/06/12 22:39

美浦トレセン改修工事で美浦のウッドコース閉鎖…函館遠征増える?天栄組関係ない?

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昨年開場40周年を迎えた美浦トレセンでは現在、大規模な改修工事が行われている。長年続く「西高東低」を解消すべく老朽化した調教施設の大幅なテコ入れを目的として行われているが思わぬ"生みの苦しみ"に多くの関係者が頭を抱えているようだ。
「最近になってよく聞くのが美浦のウッドコース閉鎖への対応ですね。現在の美浦トレセンはウッドの調整が主流。毎週多くの陣営が利用しています。しかしここに来て工事のためにウッドコースが一時的に使えなくなるとか。昨年から始まった美浦トレセンの大規模改装の一環のようですが、最も頻繁に使用される調教コースが使用不可となれば『どうやって調整しようか…』と頭を抱えている関係者も多いとの事。常識的には坂路やダートコースで代用することが考えられますが関東馬の調整過程に微妙な影響を与えそうです」(競馬記者)
昨年から始まった美浦トレセンの大規模改装工事。最大の目玉は栗東トレセンを超える33mの高低差に生まれ変わるNEW坂路コースだが使用頻度が高いウッドチップコースも現状のBコースから現在のダートコースとなるDコースへ移設。現状は右回りのみの使用だが左右両回りが可能なコースとなる模様だ。新ウッドチップコースの完成は今年9月の見込みだが、その間ウッドコースが使えなくなる。例えば先日の安田記念(G1)に出走した関東馬はアーモンドアイを筆頭に5頭いたが最終追い切りはすべての馬がウッドコースを使用していた。これだけを見ても例え一時的にせよ美浦ウッドが使えないことは、関東馬に大きな影響をもたらしそうだ。
「馬によって合う調教コースがありますからね。月末から夏競馬が始まることもあって、ある調教師は『函館にあるウッドコースを代用するかも』とのこと。福島や新潟で使う際も一度函館入りしてから調整を行うプランもあるようです。
またCウッドが使える滋賀の栗東トレセンの出張馬房を利用して中京や新潟に向かうパターンをJRAに確認したそうですが『小倉で使うケースでしか出張馬房の利用は認められない』ようですね。『まあ、そうなると出張馬房に関東馬が殺到するだろうから…』と諦めた様子でしたが有力馬の多くが休養に充てる夏場を稼ぎ時にする、中堅以下の厩舎へのダメージは小さくないと思いますよ」(別の記者)そんな深刻な状況を抱える厩舎がある一方"どこ吹く風"なのが圧倒的な成績を残し続けるノーザン系の関東馬たちだ。
「ノーザン系関東馬には、日本最高の調整環境を誇るノーザンファーム天栄がありますから。近しい関係者の話によると、例え美浦トレセンのウッドが使えなくなっても『10日競馬を増やせば大きな問題じゃない』との事。逆に『ノーザン系関東馬は成績が上がるんじゃないか』とさえ言われています。またこの"流れ"は、美浦トレセンの大規模改装が終わっても『変わらないと思う』とのこと。改装が無意味だと言うつもりはありませんがそういう話を聞くと空しいですね」(同)
実際にノーザンファーム天栄にある坂路の高低差は36m。美浦トレセンの坂路が生まれ変わっても33mでは及ばないということだ。大規模改装の目玉と言われているNEW坂路コースでさえ、天栄と明確な差があるのなら、ノーザン系関東馬の傾向が変わらないと考えるのも当然か。いずれにせよ競馬ファンにとっても、もなくウッドコースが使えなくなる関東馬には割引が必要か。少なくとも調整過程の変化には気を配っておきたい。今年も多くの関西馬が新潟へ遠征することが見込まれるが関東馬は例年以上の"被害"を被るかもしれない。
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