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2020/04/22 23:21
ディープ産駒クラシック20勝達成!サンデーサイレンスまであと3+クラシック指数
皐月賞(G1)を制し無敗の皐月賞馬となったコントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)。この勝利でディープインパクト産駒のクラシック競走(皐月賞、日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス)における勝利数は「20」に。
ディープインパクト産駒のクラシック初勝利は、2011年に安藤勝己騎手とコンビを組んだマルセリーナの桜花賞だ。それ以後、ジェンティルドンナ、ディープブリランテ、アユサン、キズナなどコンスタントにクラシックで活躍する産駒を輩出してきた。産駒クラシック初勝利から9年で「20」勝を挙げたがこれは種牡馬としては2位。現在の1位はサンデーサイレンスが樹立した「23勝」だ。この大記録にまであと3勝に迫っているため今後はこの記録を更新できるかにも注目が集まっている。「サンデーサイレンスの産駒として最後にG1を制覇したのは2007年の有馬記念(G1)を勝ったマツリダゴッホ。しかし、最後のクラシック勝利となると、2005年に菊花賞(G1)を制して3冠馬となったディープインパクトなんですよね。
だが、そのディープインパクトも昨年、惜しまれつつもこの世を去った。クラシックであと「4勝」をあげてサンデーサイレンス産駒超えを果たすためには、コントレイルはもちろんのこと、同年代の牝馬、さらにこれからターフデビューを果たす産駒の活躍が欠かせない。
今年は3冠牝馬アパパネを母に持つアカイトリノムスメ(牝)ダービー馬ワグネリアンの全妹ヨアケノラブソング(牝)シャケトラの半妹サヴァニャン(牝)さらに故障に泣いたシルバーステートの全弟マンインザミラー(牡)菊花賞馬フィエールマンの全妹エクランドール(牝)等良血馬がずらりと顔を揃えた。またこれ以外にも素質あふれる馬がデビューを今か今かと待ちわびている…
●東スポクラシック指数→★皐月賞後
無敗のV4を決めたコントレイルは、これまでの好位からのレースと違って、道中は馬群の後方。3〜4角で進出を開始すると、鞍上が迷わず大外を選択したのは、よほど自信があったのだろう。インを突いて伸びたサリオスを直線は力でねじ伏せた。着差は半馬身でも両馬の優劣は明白。東京スポーツ杯2歳Sを驚異的なレコードで制した内容から、東京コースでさらにパフォーマンスを上げる可能性は大。2冠達成はほぼ濃厚?クラシック指数は3ポイントアップの「86」へ。
2着サリオスはコーナー4つの競馬に2000メートルも初めて。それでも好位から立ち回りのうまいレース運びで内容はほぼパーフェクト。3着に3馬身半という決定的な差もつけた。東京コースは2戦2勝で実績もある。こちらは2ポイントアップの「指数84」とする。
レース前は3強の一角を担ったサトノフラッグは、直線では早々と手応えが怪しくなり5着。コントレイル、サリオスとは違って年明けから3戦目。どのレースでも高いパフォーマンスを発揮した反動が出たのかもしれない。疑問符がつくだけに指数は据え置きの「78」。
2頭に離されはしたが、3着健闘はガロアクリーク。父キンシャサノキセキ産駒で距離不安がささやかれていたものの、スタミナ面に問題がないことを証明した。指数も一気に3ポイントアップの「77」とする。
6着ダーリントンホール、8着ヴェルトライゼンデ、16着クリスタルブラックなどは見せ場なくいずれも指数ダウン。ダービーでの巻き返しは難しいかもしれない。